コラム

中小企業におけるIT化の現状とは?

2023.03.18

近年、コロナウイルスの影響で、企業がIT化を進める動きが加速しています。

 

従業員の業務負担が軽減するといったメリットを持つIT化は、企業にとって取り組む価値があります。

 

「中小企業のIT化は遅れている」という話を聞きますが、中小企業におけるIT化がどれくらい進んでいるのかご存じでしょうか。

 

今回は、中小企業におけるIT化の現状と遅れの理由などを解説します。

中小企業における IT化の現状とは?

まず、中小企業におけるIT化の現状について解説します。

 

人事や経理などの部署では、IT化が導入されていますが、情報管理や経営分析、業務自動化などの領域では、今後も導入する予定がないという企業が過半数を超えています。

 

コロナウイルスの影響によって、中小企業でもIT化が進んできているとはいえ、まだ浸透していないと言えるでしょう。

 

宿泊業・飲食サービス業においては、他の業種と比べて、全体的にIT導入状況が遅れています。

 

小売業に関しては、販売促進と取引管理以外の部門では、ITツールの導入率が他業界と比べて低いです。

 

医療業界や介護業界も、ITツールの導入がなかなか進んでいないと言われています。

 

医療や介護の領域では、扱う情報が主に個人情報であるため、IT化する上で心理的なハードルが高いという背景があると思われます。

中小企業でIT化が遅れている理由

では、なぜ中小企業でIT化が遅れているのかについて解説します。

経営陣の無理解とITリテラシー不足

管理職が、IT化によるメリットを理解していないため、IT化を率先して進めるという気風が生まれにくいことと、経営陣のITリテラシー不足が、中小企業で IT化が遅れている大きな理由の1つです。

 

ITリテラシーとは、ITを活用するために必要な知識やスキルのことを指します。

 

経営者のITリテラシーが低ければ、ITが経営にもたらす効果を理解できないため、ITに対しての投資が消極的になり、結果的にIT化が遅れてしまうのです。

ITへの投資資金の不足

ITへの投資資金の不足も、中小企業のIT化が遅れる理由の1つです。

 

IT化を進めるにあたっては、資金が必要です。

 

ITシステムを導入すれば、初期費用や月々の利用料がかかり、全体の費用は高額となりますが、十分な資金を用意できる中小企業はほとんどないので、IT化を進められない中小企業が多くなっています。

IT人材の不足

IT人材の不足も、IT化が遅れる理由の1つとして挙げられます。

 

IT関連の高度な専門知識やスキルを持った人材は、どの企業でも必要とされています。

 

専門性の高いスキルや知識を持つ優秀な人材は、より条件の良い大企業などに流れてしまい、中小企業ではそのような人材を獲得するのは難しいと言えます。

 

そのため、IT人材が不足しがちな中小企業では、IT化を進めたくとも進められないというケースも多いのです。

 

中小企業における IT化の進め方とは?

では、IT化の遅れている中小企業は、どのようにIT化を進めればいいのかについて解説します。

IT化する業務を決定する

IT化する業務を決めましょう。

 

すべての業務を一度にIT化すると社内が混乱するので、特定の業務から始めるのがポイントです。

 

対応しやすい業務の洗い出しや設定をして、IT化を進める適用範囲を限定しましょう。

導入するツールを選定し導入する

業務内容を洗い出しをしたら、負担軽減につながるツールを選択しましょう。

 

従業員が使いこなせれるシンプルで、使い勝手のいいツールがおすすめです。

従業員に説明する

従業員に、IT化の目的、メリットやツールの効果を説明して、IT化に理解を得る必要があります。

効果の検証

ツールの導入前後でどのような変化があったかを確認しましょう。

 

問題点を踏まえたうえで、再度上記のステップを踏み、IT化を前へ進めます。

 

中小企業のIT化のポイントとは?

次に、中小企業のIT化のポイントについて解説します。

部分的にIT化を導入してみる

IT化しやすい事務作業から着手するようにします。

 

部分的にIT化を進めると、費用を抑えられますし、IT化に対する準備や教育コストも少なく済みます。

 

限定したIT化が成功したら、先にIT化をおこなっていた部署や従業員は指導する立場にもなれますし、前例があることで課題や改善点も考えやすくなるので、全社的なIT化に向けて動きやすくなります。

ITリテラシー研修の実施

従業員にITリテラシーの研修を実施しましょう。

 

従業員のITリテラシーが低い場合、ITツールを導入しても活用されないといった事態になりかねません。

 

ツールの導入にはコストがかかるので、導入後は、社内で十分に活用されるように、従業員のITスキルを事前に向上させておく必要があるのです。

使いやすいツールの導入

ツールの導入にはコストがかかるので、誰でもすぐに使いこなせるようなツールを導入しましょう。

まとめ

今回は、中小企業におけるIT化の現状などを中心に解説しました。

 

上記のポイントを押さえておくと、経営資源が不足している企業であってもIT化をスムーズに進められますので、検討してみるといいでしょう。

 

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