コラム

チャット疲れの原因とチャット疲れを予防する方法とは?

2023.05.10

ビジネスチャットは、メールと比べて、気軽にやり取りができ、複数人で会話ができる便利なツールです。

 

ですが、「チャットは、メールより疲れる…」と感じる方も少なくないようです。

 

もちろん、仕事において、誰でも多少のストレスや疲れを感じるものです。

 

ですが、ストレスや疲れが長期間続くと、病気になることがあります。

 

そこで、今回は、チャットで疲れる原因と予防方法をご紹介します。

仕事のチャットが疲れる原因とは?

チャットで疲れる原因を知ると、適切に対処できるようになり、疲れにくい働き方を見つけられます。

 

では、チャットで疲れを感じている原因について見てみましょう。

通知が多い

チャットにメッセージが来ると、通知音が鳴ります。

 

メッセージに気づいたら、すぐに連絡する必要がありますが、通知が多いと、負担になって、ストレスを感じます。

 

また、通知がくるたびに、チャットの画面を見なければいけなくなると、作業を中断しなければいけなくなってしまいます。

 

相手のチャットに返信をして、元の仕事に戻っても、頭を切り替えるための時間が必要になって、疲れてしまうのです。

 

また、作業効率が落ちて、作業が進まないことにストレスを感じることもあります。

文章を考えるのが大変

文章を書くことに慣れていないと、チャットのメッセージを考えることがストレスになることがあります。

 

文章を整えるために、「この文面のほうがいいかな?」と考えると、時間がかかって、疲れてしまいます。

 

チャットじゃなくて、電話で話せれば、文章を考えなくていいのにと思うと、さらにストレスを感じてしまいます。

情報の流れが早い

チャットは、画面でやりとりをするため、チャットを確認する時間が遅れてしまうと、話を理解してないのに、どんどん話が進んでしまうことがあります。

 

未読メッセージを読んでいる時に、相手が新しいメッセージを送ってくると、やり取りについていけずに、焦りやストレスを感じてしまうこともあります。

 

また、チャットを使い始めた当初は、操作に慣れてないせいで、疲れを感じてしまいます。

情報処理の負担

人の話を聞くより、文章を読む方が、内容を理解するのに負担がかかります。

 

人の話と違って、文章は、ジェスチャーや感情などを感じ取ることができないため、細部まで言葉で表現しなければいけないからです。

即レスを求められる

即レスとは、返信をすぐに求めることです。

 

相手が、「即レスするのは当たり前」という考えを持っている場合、それがストレスになり、必要以上に疲れることがあります。

 

チャットは、即レスをすることによって、コミュニケーションがスムーズになって、業務効率が上がるため即レスを求めてくる人は多くいます。

 

即レスしなければと思って、チャットの通知が気になってしまうと、他の業務に集中できなかったり、大きなストレスを感じることがあります。

業務時間外にチャットがくる

チャットの通知が、業務時間外にくると、疲れを感じることがあります。

 

特に、テレワークでは仕事とプライベートを分けることが難しいので、休憩中であっても、仕事の連絡が気になってしまうことがあります。

チャットで疲れるのを予防する方法とは?

チャット疲れを放置すると、業務効率低下などのデメリットが出てきます。

 

では、チャット疲れを予防する方法を見ていきましょう。

通知をカスタマイズする

通知が多すぎて、仕事に集中できなくて疲れてしまう場合は、通知の設定を変えてみるといいでしょう。

 

例えば、業務時間外の通知をオフにしたり、グループチャットだけ通知をオフにするのです。

 

グループチャットだけ通知をオフにする場合、個人チャットの通知は来ますので、返信をする時にグループチャットを確認すれば、問題はありません。

チャットを確認する時間を決める

チャットに疲れを感じる場合、チャットを確認する時間を決めましょう。

 

人によっては、チャットをすると、メッセージが来ていないかが気になって、作業に集中できなくなってしまうことがあります。

 

そこで、チャットを確認する時間を決めれば、集中して仕事ができます。

 

ですが、メールよりも、こまめに確認したほうがいいでしょう。

 

ユーザーの権限を設定する

グループチャットで発言をしないで閲覧だけするといったように、ユーザーがどんな行動をするのかを設定できます。

 

1つの連絡に対して、全員が確認しましたと返信したら、通知の数が膨れ上がります。

 

グループチャットの連絡を受信するだけでいいのであれば、権限を編集して返信による通知を減らすといいでしょう。

運用ルールを決める

従業員がチャット疲れで仕事に支障をきたさないようにするために、管理者がチャットの使い方のルールを決める必要があります。

 

チャットのルールは、全従業員で共有し、データを送信したり、パソコンの共有フォルダに保存しておきましょう。

 

運用ルールを共有することによって、チャット疲れの予防につながります。

チャット疲れを解消する便利な機能とは?

チャットに搭載されている機能を使うことによって、チャット疲れを解消することができます。

 

どのような解消方法があるか、見てみましょう。

メンション機能の活用

複数人が見るグループチャットは、誰に送られたメッセージなのかわからないため、すべてのチャットに目を通さなければいけないので、ストレスになることがあります。

 

このような時に、メールでいう「To」のような役割のある、メンション機能(メッセージを送りたいユーザー名の前に@を付けること)をつけるといいでしょう。

 

メンションをつけると、誰にメッセージが送っているのかがわかります。

 

メンションをつけられた相手は、通知やアイコンがつくため、メッセージを見つけやすくなり、見逃すことがなくなるでしょう。

リアクションボタンの活用

チャットは、グループで利用することが多く、返信するのは大変なので、リアクション機能を使うのがおすすめです。

 

チャットツールには、スタンプやいいねボタンなどが搭載されおり、お礼などをリアクションできるので、文面で返信しなくてもよくなります。

ステータス設定の活用

チャットでは、退席中・お休みといった在籍状況を知らせれるだけでなく、コメント欄が設置されてるものもたくさんあります。

 

自分の状況を知らせることができるステータス機能を活用すれば、例えば、「会議中」のように、メンバーに知ってほしい情報を入力することができます。

 

そうすると、無駄なやり取りがなくなり、コミュニケーションが円滑になります。

 

オフラインにすれば、業務終了ということがわかり、業務時間外に連絡が入ることが少なくなり、退社後や休日に連絡が来なくなるでしょう。

まとめ

今回は、チャットで疲れる原因とその対策方法について解説しました。

 

チャットの使い方によっては、非常に疲れてしまいます。

 

その場合、通知の設定を変更するなどの対策をするといいでしょう。

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