コラム

コミュニケーションの基本とは?基本原則とポイントについて解説

2023.05.08

近年、ビジネスの場において、コミュニケーションの重要性が高まっています。

 

というのも、コミュニケーションは、職場内の円滑な人間関係や顧客との良好な信頼関係を築くために、必要不可欠だからです。

 

グローバル化や価値観の多様化が進んでいる社会では、相互理解と意見交換をするためにも、コミュニケーションの重要性が再認識されています。

 

今回は、コミュニケーションの基本や注意点について解説します。

コミュニケーション能力とは?

コミュニケーション能力とは、家庭、学校、職場、社会といったあらゆるシーンで、対人的なやり取りにおいて、お互いの意思疎通をスムーズにするための能力を指します。

 

ビジネスシーンで、コミュニケーション能力という場合、他者を巻き込む力、理解させ説得する力、論理的に伝える力の3つが、非常に重視されています。

コミュニケーションの基本原則とは?

コミュニケーションでは、相手と相互理解をすることが目的であり、言語情報および非言語情報を通じて、意見を交換します。

 

コミュニケーション相手と意見交換をおこない、信頼関係を築くために欠かせない基本原則をご紹介します。

話をしっかり聞く

相手の話を遮らずに最後までしっかり聞くことが、コミュニケーションには欠かせません。

 

途中で相手の話を遮って中断させてしまうと、相手との信頼関係を築くことができず、自分の話も聞いてもらえないかもしれません。

 

オウム返しと呼ばれる、バックトラッキングという手法を取ると、相手に親近感を抱いてもらうのに役立ちます。

 

バックトラッキングは、相手の発言を繰り返して、言葉にすることで、相手の話をしっかり聞いていることを伝えることと、自分が認識している内容に間違いがないかを確認することが目的です。

相手を観察する

相手の話していることだけでなく、相手のジェスチャーや表情などをよく観察します。

 

相手を観察することで、相手の状況や感情などに気づくことができ、信頼関係を構築するためには、必要不可欠です。。

相手に合わせる

声のトーンやジェスチャーを相手に合わせると、相手は、自分に対して親近感を持ってくれる可能性が出てきます。

 

相手との共通点を発見すると、人は、相手に対して親近感を覚える傾向があるからです。

自分の意見を言う

自分の意見を5W1Hを入れた話し方をして、相手に伝えましょう。

 

会話に5W1Hを入れることで、相手に、話の詳しい内容を伝えることができます。

 

また、結論を最初に話すと、相手が、自分の伝えたいことをより簡単に把握でき、意見がより伝わりやすくなります。

コミュニケーションの目的とは?

職場やプライベートなどあらゆるシーンで、自分の伝えたい内容を相手に正確に伝達し、相手の思いを理解することが重要です。

 

人は何のためにコミュニケーションを取るのかについて、見てみましょう。

人間関係を構築する

人間関係とは、人と人とのつながりのことを指します。

 

人間関係を築くには、自分を知ってもらうことや自分が相手を理解することが重要です。

 

初対面の人には、はじめましてといったあいさつから始め、少しずつ関係を深めていきます。

 

知り合いには、一歩踏み込んだ会話を交わすなど、人間関係の度合いに合った対応をするといいでしょう。

情報交換・情報共有をする

人間は、自分が知っている情報をお互いに提供したり、自分が知らなかった情報を得るためにコミュニケーションを取ります。

 

ビジネスシーンでは、報告、連絡、相談などが挙げられます。

 

これらを通して、お互いの理解がより深まり、良好な人間関係を築くことにつながるでしょう。

相手に働きかける

相手に働きかけるというのは、自分の意図する方向へ相手を導いたり、行動を促したりすることを指します。

 

例えば、行動パターンとしては、説得、依頼、指示、命令などがあります。

コミュニケーションの形態とは?

コミュニケーションの形態には個人間で1対1のコミュニケーションや複数の人数間での組織内のコミュニケーションがあります。

 

日常生活だけでなく、ビジネスシーンでも必要なコミュニケーション形態です。

 

この2つの形態について、以下で見てみましょう。

1対1のコミュニケーション

1対1とは、自分対相手という意味です。

 

相手というのは、家族、友達、同僚など、シチュエーションによってさまざまに存在するでしょう。

 

1対1のコミュニケーションは、相手と正面から向き合うことが可能ですので、コミュニケーションの手段を適切に取ると、深い信頼関係や親密な関係が築けるでしょう。

組織内のコミュニケーション

組織には、職場、学校、サークル、部活、町内会などがあります。

 

組織とは、目的に向かって活動している複数の人が集まった集団を指します。

 

組織内でコミュニケーション能力を発揮できれば、生き生きとした活動につながるでしょう。

 

ですが、コミュニケーション不足になってしまうと、集団から孤立してしまう恐れがあるので、注意した方がいいでしょう。

コミュニケーションでおさえておきたい注意点とは?

効果的にコミュニケーションをするために、押さえておきたい注意点があります。

 

どんな注意点があるか、見てみましょう。

相手の話を遮って、意見をしないようにする

相手が話をしている最中に、相手の話を遮って、自分の意見を言ってしまうと、相手は、自分の話をきちんと聞いてもらえないと感じ、信頼関係を築くことができません。

 

相手の話に質問や言いたいことがある場合、相手の話を最後まで聞いてから発言するようにしましょう。

話を先読みして結論を出さない

相手の話を聞いているうちに、自分で結論にたどり着くことも少なくありません。

 

ですが、相手の話は結論まで遮らずに聞かないと、信頼関係を築くことはできないでしょう。

 

話の結論を伝えることは大切ですが、至るまでの過程を聞いてほしい場面もあるため、相手の話を先読みして結論を出さないようにしましょう。

適度なタイミングでリアクションを取る

相手の話を聞くときは、会話中に、適度にうなずいたり、リアクションを取ることは、重要です。

 

リアクションが得られないと、話をしっかり聞いてもらえていると感じられず、相手は不安になります。

 

聞き手は、適度にリアクションをすることで、相手は安心して話を進めることができ、信頼関係を構築できるようになるでしょう。

まとめ

今回は、コミュニケーションの基本について見てきました。

 

コミュニケーションと言っても、いろんな要素があります。

 

相手との間に信頼関係を作ることや、自分の意見を伝え、相手をリードすることは、相手と良好な関係を作りながらも、こちらの意見を伝わるようにしていく基本的な要素です。

 

自分の意見を言う前に、相手との関係づくりから始めるだけでも、コミュニケーションはしやすくなるのではないでしょうか。

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