人的資本経営とは?基本概念やメリットを解説
2025.12.08
対象企業において、2023年3月期決算から人的資本の情報開示が義務化されたことにより、人的資本経営の重要性が高まっています。
ですが、人的資本経営について、十分理解できていない方も少なくないようです。
今回は、人的資本経営の基本概念やメリットなどを解説します。
人的資本経営とは
人的資本経営とは、企業を支える人材の能力や意欲を最大限に引き出すために、積極的に人材への投資をして、中長期的な企業価値の向上を目指す経営手法のことです。
従来、人材への投資は、コストと考えられていて、コストを削減することが重要視されていました。
ですが、昨今、人材への投資が重要視されてきており、人的資本経営が、経営戦略の一部として認知されています。
人的資本経営が注目される背景
人的資本経営が注目される背景には、以下の理由があります。
技術革新と働き方の変化
DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展によって、多くの業務が自動化されています。
ですが、企業が革新的なイノベーションを起こすには、高度なスキルと創造性を備えた人材が欠かせません。
ですが、少子高齢化による労働人口の減少や、特定のスキルを持つ人材への需要増加によって、労働力が不足しています。
そのため、従業員のスキルの向上や人材の価値を高める取り組みが、企業の大きな課題になっています。
情報開示の義務化
大手企業約4,000社を対象に、2023年3月期決算以降、有価証券報告書での人的資本に関する情報開示が義務化されました。
それによって、人材への投資や育成方針といった、企業の人的資本経営への関心がさらに高まっています。
ESG投資の拡大
ESG投資への関心の高まりによって、企業の人的資本に注目が集まっています。
ESG投資とは、環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の3つの観点から投資先を選ぶ手法のことです。
社会に従業員も含まれると捉えられており、人的資本経営が、ESG投資の評価の一つになっています。
人的資本経営のメリット
人的資本経営のメリットについて見ていきましょう。
企業イメージが向上する
従業員への投資や成長の機会を提供すると、社会的な信頼性を高めるため、企業イメージが向上します。
それによって、顧客からの信頼を得やすくなるため、採用市場で優れた人材を引きつける要因にもなります。
生産性が向上する
人的資本経営は、従業員のスキルアップや成長を重視するため、業務の生産性が向上し、組織全体のパフォーマンスも高まります。
また、従業員のモチベーションも上がるので、従業員の成長が期待できます。
投資家から注目される
現代の投資環境では、人的資本経営に積極的な企業は、企業価値が高いと判断される傾向があります。
長期的に利益を得ながら、社会的価値も高いと評価されるため、投資対象として認識されやすくなります。
人的資本を強化する取り組みとは
人的資本を強化するためには、どのような取り組みをすればいいのか、以下で見てみましょう。
経営戦略と人材戦略を連動させる
まず、人的資本経営をするために、経営戦略に基づいた人材戦略を策定しましょう。
例えば、自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)が課題である場合、デジタル人材を確保し育成する人材戦略が必要になります。
経営課題と人材戦略課題はつながっているため、自社の課題を明確にして、そこから人材戦略を構築する必要があります。
課題を克服する施策を考案する
現状と目標のギャップを把握し、課題を克服するのに必要な施策を考案しましょう。
例えば、教育投資、待遇改善などが挙げられます。
施策を実行してPDCAを回す
施策を実行したら、PDCAを回しましょう。
PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の施策のことです。
効果検証で得たデータを活用して、より効果的な施策を考えて実行することが重要です。
まとめ
今回は、人材を資本として捉え、中長期的な企業価値向上を図る人的資本経営について解説しました。
人的資本経営を企業の未来を見据えた取り組みとして捉えて、従業員が力を発揮できる環境を整えていきましょう。
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