コラム

ロールモデルとは?メリットや効果、設定方法を解説

2025.12.08

従業員の成長を促し、組織全体のモチベーションを高めるために、ロールモデルを設定する企業が増えています。

 

ロールモデルを設定すると、従業員の成長速度が高まったり、組織全体が活性化するなど、企業は、さまざまな効果を期待できます。

 

今回は、ロールモデルの意味やメリット、設定方法を解説します。

ロールモデルとは

ロールモデルとは、考え方や行動の手本になる人物のことです。

 

ビジネスシーンでは、能力や働き方などのキャリア形成のモデルになる人物のことです。

 

例えば、同じ会社、部署の尊敬できる先輩、優秀な同期などが挙げられます。

 

ロールモデルを設定すると、自分が目指す人物像が明確になり、その人物の思考や行動を真似ることで、効率的な成長につながります。

ロールモデルが注目される背景

働き方が多様化し、キャリアの幅が広がっていることから、将来設計が描きやすくなってきました。

 

ですが、選択肢が多くて、どれを選択すべきなのか、どれが正解なのか迷ってしまうことがあります。

 

そのような時に、「自分はこうなりたい」というロールモデルがあると、その目的にあう選択をすることができます。

 

ロールモデルがあると、結婚や出産を含めたキャリア形成をしやすくなり、女性の活躍を促すことに期待できます。

ロールモデルのメリット

ロールモデルのメリットを挙げてみましょう。

キャリアを描きやすくなる

ロールモデルを設定すると、従業員が自分のキャリアをイメージしやすくなるメリットがあります。

 

ロールモデルがいると、そのロールモデルがキャリアを形成するために、どのような取り組みをしたのかを参考にでき、それに基づいたキャリアプランを描くことができます。

 

ロールモデルが行動指針になるため、いつ何をすべきかが明確になって、スムーズにキャリアを形成できます。

モチベーションが向上する

従業員のモチベーションが向上することも、ロールモデルのメリットです。

 

ロールモデルの行動や考え方を間近で見て学べると、従業員は自分のキャリアにより明確なビジョンを持つことができ、努力しようという意欲が高まります。

組織が活性化する

ロールモデルという目指すべき共通の方向性が示されると、組織に一体感が生まれます。

 

また、社内で活躍している人材をロールモデルに設定すると、他の従業員にもいい刺激をもたらします。

 

ロールモデルの存在は、従業員に、「自分にもできるかもしれない」という前向きな気持ちを持たせることができるからです。

 

そうすると、従業員が、お互いに切磋琢磨する姿勢が育まれ、組織全体が活性化するでしょう。

離職率が低下する

ロールモデルを設定すると、従業員は自分のキャリアプランを描くことができるため、長く働き続ける可能性が高まります。

 

女性は、結婚や育児などのライフステージの変化によって、働き続けることが困難になることがあります。

 

ですが、ライフイベントを乗り越えながら活躍しているロールモデルがいると、同じような立場の女性従業員に大きな励みになり、離職率の低下につながります。

ダイバーシティを推進できる

ダイバーシティを推進できる点もメリットの一つです。

 

異なる価値観やキャリア、ライフスタイルを持つ複数のロールモデルを設定することが大切です。

 

多彩な人材をロールモデルとして設定することによって、従業員が自分にあうキャリアを選択して活躍できるため、ダイバーシティの推進につながります。 

ロールモデルにふさわしい人物とは

ロールモデルに設定すべき人物とは、どのような人物なのかを見ていきましょう。

上司や先輩

同じ職場で働く上司や先輩が、ロールモデルとして挙げられます。

 

上司や先輩をロールモデルに設定すると、実際の働きぶりや価値観を間近で学ぶことができ、キャリアプランの参考にしやすいです。

接点のある社外の人物

同業他社の取引先の担当者も、ロールモデルとして参考にできます。

 

また、他業種であっても、ビジネスパーソンとして尊敬できる人物がいれば、理想のロールモデルにして、自分のキャリアに置き換えて、いい部分を吸収することもできるでしょう。

歴史上の人物や著名人

歴史上の人物や著名人などの憧れの存在から、「そのような生き方がしたい」など、理想のロールモデルを設定するのもいいでしょう。

 

ですが、身近な人物ではないため、現実的な目標にしにくい点に注意しましょう。

企業やブランド・サービス

経営層や起業を目指すのであれば、人物だけでなく、既存の会社や商材などの考え方や姿勢を取り入れたロールモデルを設定することも方法の一つです。

 

将来、経営者として事業を行いたいのであれば、ビジネスとしてのスタイルを目標にするのいいでしょう。

ロールモデルに求められる要件

ロールモデルは、就業年数に応じて、求められる要件が異なります。

 

新入社員、中堅社員、ベテラン社員、それぞれのロールモデルをご紹介します。

新入社員のロールモデルに求められる要件

新入社員には、新入社員と比較的年齢が近く、主体的に仕事に取り組む若手社員をロールモデルに設定しましょう。

 

新入社員は、仕事の進め方など、迷うことが多いため、成果を出している若手社員は、仕事に対する考え方や業務の進め方において、新入社員の参考になる点が多いでしょう。

中堅社員のロールモデルに求められる要件

中堅社員のロールモデルを設定する場合、スキルや経験を活かして、主体的に業務を進めている従業員を定めましょう。

 

企業が大切にしている価値観をもちながら仕事をしているか、職場にいい影響を与えているかなどを基準に設定することが重要です。

ベテラン社員のロールモデル

ベテラン社員のロールモデルを設定する場合、チームの能力を最大限に発揮させられる経営層や上級管理職を定めましょう。

 

経営層や上級管理職は、社内で成果を上げて、実績を重ねている存在のため、その行動や姿勢は他の従業員にとって具体的な手本となります。

ロールモデルの設定手順

ロールモデルの設定手順について見ていきましょう。

ロールモデルを選定する

まずは、ロールモデルを選定しましょう。

 

対象とする人物を明確にして、求められる条件に合う人材を見つけることが大切です。

 

具体的には、経営者や上級管理職、チームワークやコミュニケーションに優れた人物などが挙げられます。

ロールモデルを育成する

次に、ロールモデルを育成しましょう。

 

研修を通じて、従業員の能力やリーダーシップを向上させて、ロールモデルとなる可能性を引き出すことが必要になります。

 

組織全体を成長させるために、十分なサポートをしながら、ロールモデルを育成することが重要です。

ロールモデルを周知する

定期的なコミュニケーションや社内メッセージによって、ロールモデルを従業員に周知しましょう。

 

そうすることによって、従業員は、自分の目標を達成するために、具体的な手本を持つことができるのです。

まとめ

ロールモデルは、キャリア形成のお手本になる人物のことです。

 

ロールモデルを設定すると、キャリアが描きやすくなるなど、さまざまなメリットがあるため、ロールモデルを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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