アーリーアダプターとは?その特徴や獲得方法などについて解説
2025.11.17
アーリーアダプターとは、イノベーター理論におけるグループの1つで、マーケティング用語です。
アーリーアダプターは、新製品や新サービスの普及に、大きな影響を与えると考えられています。
今回は、アーリーアダプターの特徴や獲得方法などについて解説します。
アーリーアダプターとは
アーリーアダプター(early adopter)とは、流行に敏感で、自分で情報収集をして、新製品やサービスを積極的に取り入れる消費者のことです
商品やサービスを初期段階で購入するため、初期採用者とも呼ばれます。
アーリーアダプターは、革新的な製品やサービスに興味を持って、早い段階で購入や利用を始めるため、市場で新製品や新サービスを普及させる時に重要になる顧客層です。
アーリーアダプターは、新しいアイデアやトレンドに敏感なため、新製品や最新の技術に関心を持って、自分の経験や意見を通して周囲に影響を与えることがあります。
アダプター(adopter)は、適合させるものという意味です。
アーリーアダプターは、イノベーター理論というマーケティング理論で指摘されています。
イノベーター理論とは
イノベーター理論とは、市場を下記の5つの採用者層に分けて、製品やサービスの市場の普及率を表現する内容のことです。
・イノベーター(2.5%)
・アーリーアダプター(13.5%)
・アーリーマジョリティ(34%)
・レイトマジョリティ(34%)
・ラガード(16%)
イノベーターと呼ばれるグループが、最初にサービスを受け入れますが、市場における割合は少ないです。
ですが、アーリーマジョリティまで普及すると、普及率が急に高くなることがわかります。
近年のビジネス戦略においては、5グループを意識して、製品やサービスがどの層に普及している段階なのかを分析します。
各項目の特徴について見てみましょう。
イノベーター
イノベーターは、全体の2.5%のため、5グループの中で、一番少ない層です。
ですが、一番最初に新しい製品やサービスを取り入れるグループです。
アーリーアダプター(初期採用者)
アーリーアダプターは、新しい製品などを積極的に試すため、イノベーターと似ています。
ですが、アーリーアダプターは、イノベーターよりも「いい商品かどうか」を重視する点が異なります。
具体的には、アーリーアダプターは、新製品が販売されると、その効果を試したいと思っています。
また、口コミやレビューに書き込むことに熱心で、いい製品を見つけると周りにすすめる特徴があります。
アーリーアダプターは、全体の13.5%と少ないですが、口コミなどで他の層に製品が普及するきっかけを作るため、アーリーアダプターの満足度を高めることは重要な戦略と言えます。
アーリーマジョリティ(前期追随者)
アーリーマジョリティは、積極的に新製品を試しませんが、流っているものに敏感で、普及しているものを積極的に取り入れます。
不要なものは買わないと考えているため、口コミを重視する特徴があります。
アーリーマジョリティは、全体の34%を占めるため、アーリーマジョリティに浸透すると、新製品や新サービスが普及していることの指標になります。
レイトマジョリティ(後期追随者)
レイトマジョリティは、保守的で新しいものを取り入れようとしない人のことです。
一番普及しているものを利用するため、新しい流行が到来しても、周りの多数派が利用していないと、取り入れません。
市場に浸透していない製品やサービスをレイトマジョリティに購入させることは難しいため、市場に浸透しないと、レイトマジョリティを攻略できません。
ラガード(遅滞者)
ラガードは、一番、新製品の導入が遅いグループのことです。
保守的な価値観をもっているおり、伝統的・文化的なレベルで社会に浸透するまで、採用しない特徴があります。
ラガードに普及させるためには、実績と安心感が重要です。
普及率16%の論理
ここでは、普及率16%の論理について解説します。
新商品や新サービスを普及させるには、イノベーターとアーリーアダプターを合わせた16%に受け入れられなければなりません。
アーリーアダプターは、商品やサービスに敏感で、口コミなどでアーリーマジョリティ層を巻き込むので、マーケティングで重要と言えるでしょう。
キャズム理論とは
キャズム理論とは、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に、大きな溝(キャズム)があるという考え方のことです。
イノベーターとアーリーアダプタ―は、新製品や新サービスを求めますが、他の3層は、安心感を求めるため、マーケティング方法を変えることが重要です。
そのため、新製品や新サービスが革新的であると、他の3層では普及しづらいのですが、この溝のことをキャズムと呼んでいます。
キャズムを乗り越えるには、84%の他の層のニーズである安心感を満たすことができるように、製品やサービスの品質をアピールするといいでしょう。
アーリーアダプターを獲得する方法
ここでは、アーリーアダプターを獲得する方法を挙げてみましょう。
インフルエンサーに広告を依頼する
インフルエンサーは、アーリーアダプターに属していて、特定のコミュニティで影響力があります。
コミュニティは、アーリーマジョリティにあたるため、インフルエンサーがコミュニティで新製品や新サービスを紹介すると、購入するかどうかを検討するアーリーマジョリティの獲得につながります。
フレームワークを活用する
ジョブ理論やペルソナキャンバスのフレームワークを活用しましょう。
アーリーアダプターを獲得するには、アーリーアダプターのニーズを分析して理解を深める必要があるからです。
ジョブ理論とは、顧客の購入目的(=ジョブ)を掘り下げる方法で、顧客の潜在ニーズをつかみやすくなります。
また、ペルソナキャンバスとは、製品やサービスを販売する相手の人物像(=ペルソナ)をイメージするときに使う方法のことです。
顧客の抱えている悩みを把握して、適したペルソナを作成することできます。
小規模市場を狙う
狭い市場の中で、確実にシェアを広げて獲得しましょう。
年齢層、業種、結婚の有無、住んでいる地域などで市場を細分化して、最適なアプローチをするのです。
消費者の属性を理解するには、調査会社にアンケートを依頼するのもいいでしょう。
アンケートによって、回答者を似た性質を持つ属性に分けると、属性ごとの思考や行動を把握できます。
アーリーアダプターを見つける方法
マーケティング戦略において、重要なアーリーアダプターを見つける方法をご紹介します。
業界の専門サイトやブログをチェックする
特定の業界や分野の専門サイトやブログをチェックしましょう。
例えば、新しいトレンドや新製品の発売などについての記事やレビューをチェックして、アーリーアダプターのコメントやフィードバックに注目してみましょう。
ソーシャルメディアを活用する
ソーシャルメディアで、インフルエンサーをフォローしてみましょう。
業界のイノベーターや専門家、有名なアーリーアダプターなどをフォローします。
彼らは、新製品やサービスの情報を共有して、その評価や意見を提供してくれます。
また、ハッシュタグを利用することもおすすめします。
特定のキーワードに関連するハッシュタグを検索して、アーリーアダプターが共有している投稿やディスカッションに参加すると、アーリーアダプターの意見や行動が把握できるでしょう。
グループやコミュニティに参加する
業界の専門的なグループやコミュニティに参加しましょう。
そうすることで、アーリーアダプターが集まる場所で、会話をしたり、情報交換をすることができます。
まとめ
今回は、新製品や新サービスの普及において、重要な存在であるアーリーアダプターについて解説しました。
アーリーアダプターを獲得すれば、アーリーマジョリティーやレイトマジョリティの獲得にもつながります。
アーリーアダプターの特徴を考慮して、自社製品に最適なマーケティング戦略を立てましょう。
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