コラム

テレワークうつとは?その原因や対策方法を解説

2025.10.23

働き方改革などによって、テレワークを導入している企業が増えていますが、従業員のメンタルヘルスに課題を感じている担当者もいることでしょう。

 

テレワークが原因で、うつ病になる従業員もいるため、対策をすることが重要です。

 

今回は、テレワークうつの症状や原因、対策方法についてご紹介します。

テレワークうつとは

テレワークうつとは、在宅勤務によるストレスで、うつ病に似た症状が出ることです。

 

テレワークは、コスト軽減やライフワークバランスなどのメリットがありますが、孤独を感じやすく、テレワークうつになる人が増えています。

 

オフィス勤務の場合、「ため息をよくつく」「顔色が悪い」といった状態から、周りの人がうつに気づいてくれることがあります。

 

ですが、テレワーク中はそれができないので、うつのサインに気づきにくくなるため、注意が必要です。

テレワークうつの症状

テレワークうつには、以下のような症状が現れます。

 

 

[身体面の症状]

 

・抑うつ感

・不安感

・睡眠障害

・頭痛

・肩こり

・眼精疲労

・腹痛

・下痢

・腰痛

 

[メンタル面の症状]

 

・疲労感

・倦怠感

・モチベーションの低下

 

自分に当てはまるものがどれくらいあるのか、チェックしてみましょう。

テレワークうつになる原因

テレワークうつになる原因を挙げてみましょう。

コミュニケーション不足

テレワークでは、他の従業員とのコミュニケーションが不足するため、孤独感やネガティブな感情になりやすい傾向があります。

 

日頃、以下のようなコミュニケーションをとっている人は、テレワークうつに注意したほうがいいでしょう。

 

・同僚とよくランチに行っていた

・いつも飲み会に参加していた

・世間話をよくしていた

 

人がいる環境に慣れていた人ほど、テレワークによって、寂しさや孤独を感じやすくなります。

生活リズムが乱れる

テレワークでは、周囲の目がなく、緊張感がないため、生活リズムが乱れやすくなります。

 

日中の眠気や体のだるさがあると、テレワークうつになりやすいので注意したほうがいいでしょう。

 

テレワークでは、通勤時間がないため、夜遅くまで起きていて、寝坊してしまう人もいます。

 

また、勤務時間よりも働きすぎてしまう人もいます。

 

休憩時間を取らないで仕事をしている人は、心身の疲労が蓄積しているリスクがあるため、注意しましょう。

 

生活のリズムが崩れると、心身の不調が出やすいので、日頃から十分な健康管理をしておきましょう。

運動不足になっている

テレワークで家にひきこもっている人が多くいます。

 

体を動かさないと、さまざまな疾患を起こしやすくなるので、運動不足にならないように注意しましょう。

 

運動不足になると、肩や首のコリ、目の疲れ、腰の痛みといった症状が現れます。

 

体を動かしていないと感じているなら、積極的に運動をするといいでしょう。

評価に対して不満がある

「自分の仕事ぶりを見てもらえない」「適切に評価されていない」といった、テレワークでの不満を感じている人は少なくないようです。

 

オフィス勤務のように、職場で意欲を見せられることが、テレワークではできなくなります。

 

評価が適切でないと感じると、モチベーションが低下してしまうため、注意したほうがいいでしょう。

テレワークうつへの対策

ここでは、テレワークうつへの対策をご紹介します。

生活のリズムを整える

まずは、生活のリズムを整えましょう。

 

仕事とプライベートのメリハリがなくなると、生活のリズムが大きく変わってしまいます。

 

例えば、仕事をする時は、仕事着に着替えて仕事をし、仕事が終わったら部屋着に着替えるのも一つの手です。

 

また、睡眠や食事などの体調管理に気を配って、生活のリズムを整えることも大切です。

 

快適な睡眠には起床時間が大切ですので、決まった時間に起床するようにしましょう。

 

早起きして朝日を浴びると、生体リズムがリセットされ、質の良い睡眠をとることができます。

 

また、栄養バランスのある食事を1日3回取ることも、健康な体には欠かせません。

運動する

テレワークでは、自主的に体を動かさないと、オフィス勤務時よりも、運動不足になります。

 

厚生労働省は、「健康づくりのための身体活動基準2013」で身体活動の基準を定めています。

 

・18~64歳:3メッツ以上の強度の身体活動を毎日60分

・65歳以上:強度を問わず、身体活動を毎日40分

 

3メッツ以上の強度の身体活動とは、歩行やそれと同等以上の身体活動のことです。

 

身体活動は、運動、労働や家事、通勤通学などのことです。

 

また、エコノミークラス症候群を防ぐために、水分をしっかりと補給して、座りっぱなしにならないように気をつけましょう。

 

例えば、1時間に1回、体を伸ばすのもおすすめです。

孤立しないようにする

誰とも会話をしないで、家に引きこもって仕事をする状態が続くと、大きなストレスになります。

 

そのため、プライベートも含めて、意識的に人と接するようにしましょう。

テレワークうつ病を予防するための企業の取り組み

テレワークうつ病を予防するための企業の取り組みには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

仕事とプライベートを分ける

テレワークうつ病を防ぐには、仕事とプライベートを分ける必要があります。

 

例えば、Web会議システムを利用して、朝礼や終礼を行いましょう。

 

朝礼や終礼があると、始業時間と終業時間が明確になるため、仕事とプライベートのメリハリをつけやすくなるでしょう。

 

終業後は、上司が仕事をしないように部下に指示を出す必要もあります。

コミュニケーションをしやすい環境にする

テレワークでは、コミュニケーションをしづらいため、相談や雑談ができる環境を整えましょう。

 

例えば、オンラインコミュニティを作って、気軽なやり取りができる場を設けるのもいいでしょう。

 

また、1on1で対話する機会を作ると、ちょっとした質問や相談がしやすくなります。

まとめ

テレワークをすると、うつ病のような症状がみられる、テレワークうつになるおそれがあります。

 

ですが、テレワークには、さまざまなメリットがあるため、テレワークでの働き方を工夫して、テレワークうつのリスクを減らしましょう。

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