ワークライフインテグレーションとは?メリットや導入する時の注意点などを解説
2025.10.05
昨今、ワークライフバランスの考え方が主流となる中で、ワークライフインテグレーションが注目されています。
ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートの両方を充実させるという考えです。
今回は、ワークライフバランスとの違い、メリット、導入する時の注意点について解説します。
ワークライフインテグレーションとは
ワークライフインテグレーション(Work-Life Integration)とは、仕事とプライベートを統合するという考え方です。
仕事とプライベートは、まったく異なるものですが、それらを統合させることで、お互いに相乗効果をもたらし、双方の質を高めることを狙いとしています。
ワークライフインテグレーションは、ライフスタイルや価値観に応じて、柔軟に取り入れることが大切です。
ワークライフバランスとの違い
ワークライフバランスは、仕事とプライベートのバランスを維持することです。
仕事とプライベートを調和させるために、両者がバランスをとれるように調整する必要があります。
一方、ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートに明確な線引きをしないで、一体化させながら人生を充実させる方法ですので、どちらかの比重が多くなるという概念が存在しません。
例えば、プライベートが充実すると、仕事のモチベーションが高まるといった考え方です。
ワークライフインテグレーションのメリット
ワークライフインテグレーションのメリットを挙げてみましょう。
仕事とプライベートが両立できる
ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートを統合するため、どちらかにバランスが偏らないので、双方を両立できます。
ですが、ワークライフインテグレーションを実現するには、テレワークを導入して、従業員が時間や場所にとらわれずに仕事をできる環境を提供する必要があります。
柔軟性のある働き方をすることによって、プライベートの時間が増えて、仕事とプライベートを両立することができると考えられます。
スキルアップにつながる
ワークライフインテグレーションでは、仕事とプライベートを分けないため、仕事をプライベートの一部と考えます。
自己投資に時間を使えることで、スキルアップにつながります。
多様な働き方ができる
ワークライフインテグレーションが実現されると、従業員は、テレワークなど、さまざまな働き方の選択肢を持てます。
育児や介護などプライベートに合わせた働き方ができるため、仕事とプライベートを両立できます。
ワークライフインテグレーションを導入する際の注意点
ワークライフインテグレーションを導入する際の注意点を見ていきましょう。
これまでの人事評価制度を適用しにくい
ワークライフインテグレーションを導入すると、従業員の働き方が多様化するため、これまでの人事評価が適用しにくくなります。
従業員から不満が出ないようにするために、ワークライフインテグレーション用の評価基準を決めたり、部門や労働形態ごとに適切な人事評価を策定する必要があります。
マネジメントが難しくなる
ワークライフインテグレーションでは、自由な働き方を実現できますが、従業員をマネジメントしづらくなります。
また、仕事とプライベートを明確に線引きできず、従業員が時間外労働や休日出勤をしてしまうこともあります。
ですが、規則で縛りすぎると、ワークライフインテグレーションのメリットを活かしきれないので、従業員に自律性を促し、定期的に運用を見直すといいでしょう。
従業員への浸透が難しい
ワークライフインテグレーションは、従業員に浸透させることが難しいことがあります。
仕事とプライベートの統合を図ろうとしても、多くの時間を仕事に費やす必要がある可能性があるからです。
企業は、従業員に呼びかけて、従業員に負担がかからないように業務量を調整することが重要です。
まとめ
ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートの双方を満足の高いものにしていくという考え方です。
ワークライフインテグレーションは、生産性を向上させ、成果を伸ばしていくために重要な働き方ですが、マネジメントの難易度は高くなるため、自社に合わせた取り組みを検討してみてください。
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