「お疲れ様です」は目上の人にも使える? 正しい使い方や言い換え表現を解説
2025.08.01
「お疲れ様です」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われていますが、上司に対して、「お疲れ様です」と言っていいのか悩んでいる方もいるでしょう。
その意味や利用すべきシーンを知らないと、相手から失礼だと思われてしまうことがあります。
今回は、「お疲れ様です」の意味や使い方などについて解説します。
「お疲れ様です」の意味
「お疲れ様です」は、社内の人を労うための言葉です。
ビジネスシーンでは、仕事中の人や仕事が終わった人に、慰労や感謝の気持ちを込めて使われます。
また、あいさつや会話のきっかけとして声をかける時にも、定型句として使われています。
使われるシーンとしては、オフィス内ですれ違った時、上司や同僚が先に帰宅する時、従業員が出先から戻ってきた時などがあります。
「お疲れ様です」は目上の人に使ってもいい?
「お疲れ様です」は、目上の人に使うことができます。
秘書検定でも、上司に「お疲れ様です」を使うことができるとしています。
丁寧な表現にしたい場合は、「お疲れ様でございます」とすると、より心のこもった印象になるでしょう。
「お疲れ様です」は、部下や同僚にも使っていい?
「お疲れ様です」は、同僚や部下にも使えます。
メールの冒頭に、「お疲れ様です」とよく記載しますが、会話では、「お疲れ様」ということもあります。
相手に、堅苦しくないフランクな印象を与えることができます。
「お疲れ様です」は、社外などの外部の方に使ってもいい?
社外の取引先やお客様に対して、「お疲れ様です」を使うのは止めましょう。
社外の人に使ってしまうと、失礼にあたるからです。
その代わり、社外の人には、「お世話になっております」という表現が好ましいです。
「お疲れ様です」を使わない方がいいケース
「お疲れ様です」を使わない方がいいシーンもあります。
例えば、相手が作業中だったり、労力を惜しまず働いている時に使うと、皮肉に思われることがあります。
また、明らかに疲れている相手に、「お疲れ様です」と言うと、無神経な印象を与えてしまうため、注意しましょう。
「お疲れ様です」を使う時の注意点
「お疲れ様です」を使う時に、時間帯や状況に応じて使い分けましょう。
出社時:
一般的に、「おはようございます」を使います。
朝に、「お疲れ様です」を言うと、相手が違和感を感じることがあります。
退社時:
「お先に失礼します」と一緒に使うと、丁寧な印象を与えられます。
業務時間外や休日:
「お疲れ様です」ではなく、「失礼いたします」や「ご迷惑をおかけします」といった表現を選びましょう。
適切な言葉を選ぶと、相手に不快感を与えず、スムーズにコミュニケーションができます。
「お疲れ様でございます」は正しい表現なの?
「お疲れ様でございます」は、二重敬語になるのではないかと思っている方は少なくないようです。
「お疲れ様でございます」は、より丁寧な印象を与えることができるため、上司やお客様などに「お疲れ様です」と同じ意味を持つ言葉を使いたい時に使います。
「お疲れ様です」の言い換え表現
「お疲れ様です」の言い換え表現を挙げてみましょう。
感謝やねぎらいの表現
感謝やねぎらいの気持ちを伝えたい場合、他の言葉に変換できます。
例えば、上司が取引先から戻ってきた時には、感謝と敬意の両方を伝えるため、「お帰りなさいませ」と言います。
また、社外の人と打ち合わせなどをする場合、最後に、「お疲れ様でした」と言いたくなることがありますが、「本日はありがとうございました」と言い換えましょう。
あいさつの表現
あいさつとして使いたい時にも、他の言葉に変換できます。
出社時に、目上の人にあいさつする時や朝に待ち合わせをする時には、「おはようございます」を使えます。
上司や先輩よりも先に退社する時に、「お疲れ様です」と言って退社しますが、「お先に失礼します」と一緒に伝えると、いい印象を与えることができるでしょう。
電話やメールなどの定型句として表現
取引先に、電話やメールで「お疲れ様です」を使いたい時は、「いつもお世話になっております」に言い換えましょう。
また、「お忙しいところを失礼いたします」と表現することもできます。
「ご苦労様です」との意味の違い
「ご苦労様です」は、ねぎらいの意味で使用され、「お疲れ様です」と同じ意味です。
ですが、「ご苦労様です」は、上司から部下へのように、目上の人が目下の人に対して使う言葉ですので、使う時には注意しましょう。
「お世話様です」との意味の違い
「お世話様です」も、「ご苦労様です」や「お疲れ様です」のように、相手をねぎらう表現です。
目上の人が目下の人に対して使う言葉ですので、上司や取引先などの目上の相手に使わないようにしましょう。
上司に「ご苦労様」や「お世話様です」を使えるの?
上司に、「ご苦労様です」や「お世話様です」を使うのは、敬意が欠けている印象を与えてしまうので、避けましょう。
上司や目上の方に対しては、「お疲れ様です」が適切な表現です。
まとめ
「お疲れ様です」は、社内で労をねぎらう表現として広く使われています。
また、上司や目上の方にも適切な表現ですが、目上の取引先担当者には、「お疲れ様です」ではなく、別の敬語表現を使うほうがいいでしょう。
ビジネスシーンでは、相手に合わせて言葉を選ぶことを心がけましょう。
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