コラム

ギグワーカーとは?フリーランスとの違いや企業の活用方法などについて解説

2025.06.14

時間や場所に縛られないで、スキルを活かしながら働くギグワーカーが注目されていますが、どういうものなのかよくわからないという方も少なくないようです。

 

働き方が多様化し、組織や人間関係に縛られず柔軟に働けるギグワーカーが増えています。

 

今回は、ギグワーカーの定義やギグワーカーとフリーランスの違い、企業のギグワーカーの活用方法などについて解説します。

ギグワーカーとは

ギグワーカーとは、ミュージシャンがライブハウスなどで一度する限りのセッションを意味する「ギグ」に、「ワーカー(労働者)」を組みあわせて作られた造語です。

 

飲食店の料理配達代行などをするフードデリバリーの仕事のように、インターネット上にあるプラットフォームを介して単発の仕事を請け負う働き方をする人のことです。

 

そのため、労働者の裁量で自由に時間とスキルを売り切りできるのです。

ギグワーカーとフリーランスの違いとは

クライアントから仕事を請け負って働くフリーランスとギグワーカーは、企業と雇用契約を締結しないという共通点があります。

 

ですが、ギグワーカーは、プラットフォームを介して仕事を受注し、報酬を得ますが、フリーランスは、クライアントと直接契約を締結することが多く、発注企業から報酬が支払われる点が異なります。

 

また、ギグワーカーは単発で簡単な仕事が中心ですが、フリーランスは、特定の企業と継続性が高い取引をすることがあります。

ギグワーカーとアルバイトやパートとの違い

ギグワーカーは、発注企業と雇用契約を結ばないため、社会保険が適用されません。

 

一方、アルバイトやパートは、企業と労働契約を結び、労働時間数によって、正社員と同様に社会保険に加入する必要があります。

ギグワーカーと日雇い労働者との違い

日雇い労働者とは、企業と雇用契約を結んで就労する労働者のことです。

 

雇用保険法では、日々雇用される者や30日以内の期間を定めて雇用される者と定義しています。

 

日雇い労働者は、1日単位で雇われますが、ギグワーカーは、雇用契約を結ばず、数時間などの短期間で単発の仕事を請け負います。

ギグワーカーが就く仕事例

ギグワークは、「単発」「短時間」の条件を持った業務がほとんどです。

 

では、ギグワーカーが就く仕事例を以下に挙げてみましょう。

 

・配達代行
・ポスティング

・記事ライティング
・イラスト作成
・カウンセラー
・運転代行
・家事代行
・オンラインレッスン
・コンサルティング
・翻訳

 

コンサルティングやオンラインレッスンといった、専門性の高い業務は、単価は高くなります。

企業がギグワーカーを雇うメリット

どうして企業がギグワーカーを採用すべきなのでしょうか。

 

ここでは、企業がギグワーカーを雇うメリットを見ていきましょう。

採用コストを削減できる

ギグワーカーを採用することによって、企業は、採用コストを削減できます。

 

例えば、採用する際にかかる人件費や広報費などが不要になります。

 

また、素早く採用プロセスが行えるため、採用活動自体を効率化できるのもメリットと言えます。

 

さらに、ギグワーカーには、社会保険や福利厚生などが適用されないので、継続的な人件費がほとんどかかりません。

人手不足を解消できる

人手不足を解消できる点も、大きなメリットです。

 

ギグワーカーを活用すると、必要なスキルや専門知識を迅速に補完できるため、業務の遅延や品質の低下を防げます。

 

人手不足を解消できると、企業の競争力を維持し、成長を支えることができます。

個別で仕事を依頼できる

必要な時だけ仕事を依頼できるのも、ギグワーカーを活用するメリットの一つです。

 

繁忙期のある企業では、忙しくて従業員を雇っても、閑散期に入ると、仕事がなくなってしまうことがあります。

 

そうなると、仕事がないのに、給与だけは払い続けなければいけなくなってしまいます。

 

ですが、ギグワーカーには個別で仕事を発注するため、仕事がない時期に仕事を発注しなくて済み、人件費を大幅に削減できます。

企業がギグワーカーを雇うデメリット

企業がギグワーカーを雇う際には、メリットだけではなくデメリットもあります。

 

では、企業がギグワーカーを雇うデメリットを見てみましょう。

社内にノウハウが蓄積しにくい

ギグワーカーは、企業が直接雇用しないため、ギグワーカーのノウハウを企業に蓄積できません。

 

ノウハウを蓄積できないと、運用方法によっては、長期的なメリットにつながらないことがあります。

情報漏洩のリスクがある

ギグワーカーに依頼する仕事の多くは、単発なものですが、情報漏洩のリスクも生じます。

 

企業は、ギグワーカーに教育しないことが多いのですが、ギグワーカーにセキュリティリテラシーがあるとは限りません。

 

そのため、セキュリティ対策もしないと、重要な情報や機密情報が漏洩してしまうおそれがあります。

 

企業がギグワーカーに仕事を依頼する時には、セキュリティ対策を講じておく必要があります。

品質のコントロールが難しい

複数のギグワーカーに仕事を依頼すると、品質にばらつきが出ることがあります。

 

そうなると、ギグワーカーごとのクオリティ差が発生し、安定的な品質を達成できないおそれがあります。

まとめ

ギグワーカーの仕事は、単発で簡単なものが多いのですが、トラブルに発展すると、企業にとって大きな不利益となってしまいます。

 

そのため、ギグワーカーに合った仕事内容やセキュリティに関するルールを明文化したり、メリットとデメリットを把握することが重要です。

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