コラム

指示待ち人間とは?特徴や原因、指示待ち人間を減らすためのポイントなどを解説

2025.05.27

指示しないと仕事をしない指示待ち人間に悩んでいる管理職は少なくないようです。

 

ですが、指示待ち人間の特徴を掴んで、育成すれば改善することができ、組織全体の生産性の向上が見込めます。

 

今回は、指示待ち人間の特徴や育成のポイントなどについて解説します。

指示待ち人間とは

指示待ち人間とは、上司などからの指示がないと仕事をしない人のことです。

 

主体的に仕事に取り組まないので、他の従業員と比べて評価が低くなります。

 

とは言っても、自主的に仕事をしたくても、自信がなくて仕事に積極的に取り組めない人もいます。

 

指示待ち人間は若手やゆとり世代に多いと考えられがちですが、年齢や世代は関係なく、性格の問題で指示待ち人間になってしまうことがあります。

指示待ち人間が生じる原因

では、どうして職場で指示待ち人間が生じてしまうのでしょうか。

 

以下でその原因を挙げてみましょう。

上司が部下の仕事を先にこなしてしまう

上司が部下の仕事を先にこなしてしまうと、指示待ち人間が出てしまいます。

 

上司が早く仕事を終わらせたいからと、部下の仕事をしてしまうと、部下は仕事の進め方がわからず、成長する機会を失ってしまいます。

上司が部下に意見を押しつける

上司が部下に自分の意見を押しつけてしまうと、部下は指示待ち人間になってしまいます。

 

上司から意見を押し付けられると、部下は自分の意見を言わなくなり、モチベーションが低くなってしまいます。

選択する機会が少ない環境だった

家庭や学校などで指示を受けていた場合、自分で選択することがないため、指示待ち人間になってしまうことがあります。

 

ずっとそのような環境にいたので、自分で判断すべき時でも、間違えたらどうしようと不安で自発的に動けません。

指示待ち人間の特徴

では、指示待ち人間の特徴を挙げてみましょう。

主体性がない

上司から指示がないと働かないという主体性がないことは、指示待ち人間の一番の特徴です。

 

主体性のなさには、「どうしたらいいのかがわからない」ということと「何も考えない」という2種類があります。

 

前者は、改善の余地がありますが、後者は改善できても時間がかかるでしょう。

自分の意見を言わない

他の従業員と違う意見を言ったらどうしようと不安になってしまって、自分の意見を述べたり、質問できない人がいます。

 

ですが、自分の意見を言ったり、質問をしないと、仕事に対してやる気のない人と周囲から思われてしまうおそれがあります。

決断力がない

指示待ち人間は、決断力がないため、上司からの指示以外の行動ができないことがあります。

 

このタイプの人は、指示がないと不安になってしまいがちです。

周囲に関心がない

指示待ち人間は、周囲に無関心という特徴もあります。

 

昇進や自分の成長にも興味がないので、指示された仕事しか行いません。

 

また、他の従業員が困っていても助けないため、いい人間関係を構築できません。

指示待ち人間が会社に与えるデメリット

ここでは、指示待ち人間が会社に与えるデメリットを見ていきましょう。

生産性を低下させる

指示待ち人間は、組織全体の生産性を低下させます。

 

というのも、指示待ち人間が主体的に仕事をしないと、他の従業員がその仕事をすることによって負担が大きくなり、組織全体の生産性が低下してしまうのです。

他の従業員のモチベーションを下げる

指示待ち人間は、他の従業員のモチベーションを低下させます。

 

主体的に働く従業員と指示待ち人間が同じ給料をもらっていると、他の従業員は不満を募らせるでしょう。

 

そうなると、手抜き仕事をする従業員が出てきて、周りのモチベーションが下がってしまいます。

上司の評価が下がる

指示待ち人間がいる場合、指示待ち人間を出した上司が悪いと判断されてしまい、上司の評価が下がります。

 

そのため、上司は、指示待ち人間が生まれてしまった原因を考えて、改善する必要があります。

指示待ち人間を改善させる方法とは

ここでは、どうすれば指示待ち人間を改善させることができるのかについて見ていきましょう。

仕事の意味や目的を考えさせる

指示待ち人間に、仕事の意味や目的を考えさせましょう。

 

仕事の意味や目的を理解していないと、意欲的に仕事に取り組めず、受け身の姿勢で仕事をするようになってしまいます。

 

そのため、仕事の意味を考えながら働くと、当事者意識を持つことができ、主体的に仕事をしやすくなります。

職場環境を整える

指示待ち人間は、仕事に対するモチベーションが低い傾向にあります。

 

そのため、モチベーションが上がる職場環境を整えると、指示待ち人間は意欲的に仕事に取り組むことができます。

 

例えば、指示待ち人間がやってみたい仕事を任せたり、指示待ち人間をサポートする従業員を配置してみるのも一つの方法です。

指示待ち人間を減らすためのポイント

企業が努力することによって、指示待ち人間は減らすことができます。

 

では、指示待ち人間を減らすためのポイントを挙げていきましょう。

従業員に自分で考えて仕事をさせる

指示待ち人間は、自分で考えて行動しないため、自分で考えて仕事をするようにさせましょう。

 

その際に、上司は、自分の考えを伝えておくと、部下は、それを考慮しながら仕事をするようになります。

 

とはいっても、部下の行動が上司の考えと違うこともありますが、そのようなことは誰にでも起こりうると割り切って、再度、上司の考えを伝えて、軌道修正させることが重要です。

適材適所に人員配置をする

意欲的に仕事に取り組むためには、適材適所に従業員を配置することが重要です。

 

指示待ち人間が生まれてしまった原因を究明して、業務内容のミスマッチが原因なのであれば、配置転換をするといいでしょう。

失敗を受け入れる環境を作る

部下が失敗した時に、上司が怒鳴ったり責め立てたりすると、部下は、失敗を恐れて指示されたことしかしなくなってしまいます。

 

部下が失敗しても、上司がフォローやフィードバックをすれば、部下は失敗を成長につなげることができ、安心してチャレンジできるため、指示待ち人間が生まれにくくなります。

まとめ

今回は、指示待ち人間の特徴や原因、改善方法などをご紹介しました。

 

指示待ち人間が出てしまった場合、当人にすべての問題があると判断するのではなく、原因を探ることが大切です。

 

また、上司が、部下に依頼した仕事を最後まで任せたり、叱り方に注意する必要もあります。

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