コラム

ウェルビーイングとは?注目される背景や5つの構成要素、メリットなどを解説

2025.10.09

ウェルビーイングが高いと、従業員が高いモチベーションで仕事に取り組めるため、企業経営においても、注目を集めています。

 

従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えると、企業の生産性も向上するからです。

 

今回は、ウェルビーイングが注目される背景や意味について解説していきます。

ウェルビーイング(well-being)とは

ウェルビーイングとは、身体的・精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的・経済的にも良好で健康な状態ににあることを意味します。

 

ウェルビーイング(Well-being)は、Well(よい)とBeing(状態)を組み合わせた言葉です。

ウェルビーイングが注目される背景

少子高齢化による人手不足によって、従業員は、生産性を向上させ、創造性を高める必要が出てきました。

 

また、予防・促進・啓発をして、問題の発生や深刻化を防ぐソーシャルサービスを構築するようになったことも、ウェルビーイングが注目される背景にあります。

ウェルビーイングを構成するPERMA理論

アメリカのぺンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士が、ウェルビーイングを高めるための5つの要素として、PERMA理論を提唱しました。

 

5つの要素の意義を理解し、取り組んで達成すると、ウェルビーイングを高めることができます。

 

・P(Positive emotion)=ポジティブな感情:うれしい、面白い、楽しい、感動など

・E(Engagement)/物事への積極的な関わり)=エンゲージメント:仕事やスポーツ、趣味などに没頭、夢中、熱中する

・R(Relationship/他者とのよい関係)=人間関係:人とのつながり、援助、協力、意思疎通する

・M(Meaning/人生の意義の自覚)=意味:生きる人生の意義、社会貢献、利他行為を自覚する

・A(Accomplishment/達成感)=達成感:目標の達成、成果など

ギャラップ社のウェルビーイングの5つの構成要素

世論調査やコンサルティングを実施するアメリカのギャラップ社が実施した、幸福度に関する調査では、ウェルビーイングを実現するためには、以下の5つの要素が必要だと定義づけられています。

 

・Career well-being(キャリア ウェルビーイング):仕事だけでなく、自分で選択したキャリアの幸せ

・Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング):どれだけ人といい関係を築けるか

・Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング):経済的に満足できているか

・Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング):心身が健康であるか

・Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング):地域社会とつながっているか

 

Well-beingとHappinessの違い

Well-beingとHappinessは、似ている言葉ですが、ニュアンスが異なります。

 

Well-beingは、持続的に充実した状態のことですが、Happinessは、一時的な喜びや満足感のことです。

 

また、Well-beingは、身体的・精神的・社会的に満たされた状態にあることですが、Happinessは、精神的な幸福を意味します。

ウェルビーイングを取り入れるメリット

ウェルビーイングを取り入れるメリットを挙げてみましょう。

生産性が向上する

ウェルビーイングを実現すると、生産性が向上するメリットがあります。

 

健康や幸福を意味するウェルビーイングに取り組むことは、健康経営の一環です。

 

そのため、心身が健康で、幸福を感じながら仕事に取り組めると、生産性の向上につながります。

優秀な人材を確保できる

優秀な人材を確保できることもメリットです。

 

ウェルビーイングを実現すると、多様な価値観を持つ従業員を受け入れる魅力的な企業として、価値を高められるでしょう。

 

そのため、求職者にウェルビーイングに取り組んでいることをアピールすると、優秀な人材を獲得できます。

離職率を減らすことができる

離職率を減らせる点も、メリットの一つです。

 

ウェルビーイングを導入すると、従業員が自分の働き方を選択でき、より働きやすい快適な職場づくりができます。

まとめ

ウェルビーイングは、個人の幸福と組織の持続的な成長を両立させる重要な要素のため、企業と従業員の双方にとって、いい影響をもたらします。

 

ウェルビーイングの実現に向けて、快適で働きやすい職場づくりをしてみてください。

 

 

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