コラム

スタートアップ企業とは?ベンチャー企業などとの違いや成功ポイントを解説

2025.02.05

「スタートアップ企業という言葉はよく聞くけど、いまいち意味がわからない…」という方も少なくないでしょう。

 

スタートアップは、アメリカのIT関連企業が集中するシリコンバレーで使われ始め、現代では日本でも浸透している言葉です。

 

今回は、スタートアップ企業の特徴と、中小企業やベンチャー企業との違いについて解説します。

スタートアップ企業の特徴

スタートアップ企業は、新しいビジネスモデルや技術、サービスなどを使って、社会に変革をもたら、今までにない価値を提供する企業のことです。

 

新しいビジネスモデルであるため、市場に競合相手がいないことが多く、ビジネスが軌道に乗ると、爆発的な成長を遂げます。

 

では、スタートアップ企業の特徴を挙げてみましょう。

短期間で大きな成長をする

スタートアップ企業は、短期間で世界が変革するような事業をするため、飛躍的に成長する特徴があります。

 

そのため、数年ほどで莫大な額の価値評価がつく企業もあります。

「Jカーブ」と呼ばれる成長曲線を描く

スタートアップ企業は、「Jカーブ」と呼ばれる成長曲線を描きます。

 

Jカーブとは、起業当初から一定期間は赤字になりますが、事業が軌道に乗ると急激に成長をし、短期間で累積赤字を回収することです。

革新性がある

スタートアップ企業は、社会に変革を起こす商品やサービスを開発します。

 

例えば、ネットショップができる前は、時間や手間をかけて、実店舗で買い物していました。

 

ですが、ネットショップが開発されると、いつでもどこにいても商品を購入することができるようになり、社会に大きな変革を起こしました。

 

このように、スタートアップ企業は、解決策が見つかっていない課題の解決に取り組むことによって、社会に新たな価値を提供して、人の役に立つイノベーションを起こします。

複数の投資家から資金提供を受けている

スタートアップ企業は、市場で急成長するために十分な資金を調達する必要があります。

 

ですが、事業の前例や実績がない企業が多いため、多くの場合、金融機関から融資を得ることが難しいです。

 

そのため、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、株式投資型クラウドファンディングといった、複数の方法を使って、資金調達をします。 

IT関連企業が多い

IT技術が急成長したことによって、スタートアップ企業ができたため、スタートアップ企業にはIT関連企業が多くあります。

ストックオプションを導入している傾向がある

スタートアップ企業は、優秀な社員を確保するために、ストックオプションを導入することがよくあります。

 

ストックオプションとは、自社株を事前に決めた価格で取得できる権利のことです。

 

将来、スタートアップ企業がIPOをした場合、株価が大きく上昇することが期待でき、ストックオプションを行使して株式を売却すれば、その差額分の利益を得ることができます。

スタートアップ企業とベンチャー企業の違い

スタートアップ企業とベンチャー企業は、新しい事業に取り組む企業と言う点では似ています。

 

ですが、スタートアップ企業は、新しく革新的なビジネスを作り出す一方、ベンチャー企業は既存のビジネスから新しい分野を開拓し事業規模を拡大します。

 

また、スタートアップ企業は、短期的にM&AやIPOを目指しますが、ベンチャー企業は中長期的に黒字の継続を目指すため、経営のスピード感が違います。

スタートアップ企業とスモールビジネスの違い

スモールビジネスとは、小規模の事業から始めて、時間をかけて成長していくビジネスのことです。

 

例えば、個人学習塾、レンタルスペース、個人輸入代行などが挙げられます。

 

スタートアップ企業は短期的に急成長するビジネスのことですので、スモールビジネスとは、成長速度や利益の増減スピードが全然違います。

スタートアップ企業とユニコーン企業の違い

ユニコーン企業とは、評価額10億円以上で設立10年以内の非上場企業のことです。

 

短期間で急成長して、ユニコーン企業の定義を満たしたスタートアップ企業が、ユニコーン企業と呼ばれます。

 

ちなみに、アメリカや中国などでは、多くのユニコーン企業が生まれていますが、日本ではそれほど多くありません。

スタートアップ企業と中小企業の違い

スタートアップ企業は、これまでにない新しいビジネスを生み出して短期間で大きく成長するという特徴があります。

 

一方、中小企業は会社規模を意味する言葉です。

 

中小企業は、業種ごとに資本金の額や従業員数に定義があり、これに当てはまればベンチャー・スタートアップも中小企業になります。

スタートアップ企業の成功のポイントとは

ここでは、スタートアップ企業の成功のポイントをご紹介します。

資金の調達

起業をすると、資金調達ができるかどうかがビジネスの成功の鍵になります。

 

スタートアップ企業は、金融機関から融資を得にくいため、ベンチャーキャピタルなどから資金を調達しなければいけません。

 

ですが、明確な事業目標がないと、出資者を納得させれないでしょう。

 

そのため、事業が目指す変革やビジネスモデルを明確にして、出資してもらえるように説得する必要があります。

 

また、創業期と成長期で必要な資金が違うので、時期によって必要となる資金を明確にして、企業戦略などの説得材料を用意することが重要です。

人材の採用

スタートアップ企業で事業を成功させるためには、専門分野の知識や経験が豊富で即戦力になる人材が欠かせません。

 

また、スタートアップ企業では、個人の負担や裁量が大きいため、やりがいや大きな仕事に積極的に動いていけるかどうかも重要です。

まとめ

今回は、スタートアップ企業の特徴と、中小企業やベンチャー企業との違いについて解説しました。

 

スタートアップ企業は、社会に変革を起こし、人の役に立つ商品やサービスを開発するという目標があります。

 

事業に必要な資金調達をスムーズに行い、専門知識と経験が豊富な人材を採用して、スタートアップ企業を成功させましょう。

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