フリーランスを採用するメリットとデメリット、フリーランス採用のポイントとは?
2024.11.23
「フリーランスに仕事を依頼しようか考えているけど、フリーランスを採用するのがいいのかわからない…」と悩む担当者は少なくないのではないでしょうか。
会社に所属しないで、自分のスキルで働くフリーランスは、即戦力となる人材を求めている企業や、人手不足に悩む企業に向いています。
今回は、フリーランスを採用するメリットとデメリット、採用する際のポイントをご紹介します。
フリーランスとは
フリーランスとは、組織や団体などに所属しないで、単発の仕事で契約する働き方のことです。
職種としては、Webライターやプログラマー、デザイナー、税理士などがあり、自分のスキルを活かして働いています。
フリーランスを採用している企業は多いの?
フリーランスを採用している企業は多いのでしょうか。
株式会社Lboseが、一都三県の企業に所属している人事担当者400人に、「正社員採用が難しい場合の代替え手段として、フリーランスを採用するか」というアンケートを実施しました。
そのうちの20%が、「フリーランスを活用する」と回答しました。(「企業のフリーランス活用実態調査」による)
この結果から、フリーランスを採用する企業が少しずつ増えていると言えるでしょう。
フリーランスを採用するメリット
では、フリーランスを採用するメリットを見てみましょう。
即戦力になる人材を採用できる
フリーランスは、自分のスキルで仕事を獲得しているため、即戦力となる人材が多くいます。
専門知識やスキルを身につけるには、時間と労力がかかるため、従業員を育てるよりもフリーランスを採用した方が効率的です。
コストを削減できる
従業員に、ゼロから専門的な仕事を覚えてもらうには、時間とコストがかかります。
ですが、専門知識やスキルを持っているフリーランスは、すぐに仕事を進めることができるため、教育コストを抑えることができます。
また、企業は、フリーランスとは雇用契約を結ばないので、社会保険料や労災保険などを支払わなくて済みます。
ニーズに応じて業務を任せられる
プロジェクトの期間だけ一時的に、専門的な仕事ができる人材がほしい時だけ、フリーランスに仕事を依頼することができます。
フリーランスを採用するデメリット
今度は、フリーランスを採用するデメリットについて見てみましょう。
情報漏洩のリスクがある
情報漏洩のリスクがあることが、フリーランスを採用した時のデメリットです。
フリーランスは、自宅だけでなく、コワーキングスペースやカフェなどさまざまな場所で仕事をすることがあるので、本人が意図しない形で機密情報が流出してしまうおそれがあります。
情報漏洩リスクを最小限に抑えるため、フリーランスを採用する際は秘密保持契約を結び、違反した場合には損害に対する責任を負わなければいけないことを明記する必要があります。
スキルや人間性を見極めにくい
フリーランスは、社員と違って、必要な時に仕事を依頼するので、企業が、スキルや人間性をすぐに把握することは難しいでしょう。
自社の求める人材を採用するために、採用するまでに、できる限りコミュニケーションを取って、相手の人となりを把握しておいたほうがいいでしょう。
途中で仕事をやめる
フリーランスの中には、仕事を途中で放棄する人もいます。
突然連絡が取れなくなると、業務に悪影響を及ぼし、取引先などに迷惑をかけてしまいます。
そのため、短期の仕事を任せて人間性を見極めたり、仕事を放棄された時の対応方法を事前に決めておきましょう。
社員を育てる機会を失う
フリーランスに仕事を依頼し続けると、社員のスキルを伸ばすことができず、成長の機会を失ってしまいます。
また、フリーランスが持っている知識やスキルを共有できないため、社内でそれらを蓄積できません。
フリーランスを採用する際に見るべきポイント
フリーランスを採用する時は、以下のポイントに注意しましょう。
スキルや実績を確認する
採用前にフリーランスのスキルを正確に把握することは難しいでしょう。
「〇〇が得意です」とアピールするフリーランスもいますが、採用してみないと、本当の実力は分かりません。
そのため、今までにどんな案件を担当してきたのか、どんなスキルを持つのかを把握するために、ポートフォリオやSNSで、スキルや実績の確認を面談前にする必要があります。
面接をする
求めるスキルや実績を持つ人材がいたら、面接をしましょう。
コミュニケーションが苦手だと、スムーズにやり取りができないため、フリーランスのコミュニケーション力などを、面接で確認する必要があります。
また、実際に話してみると、その人の人となりや仕事への姿勢も見ることができるでしょう。
契約条件を確認する
フリーランスと契約を結ぶ前に、必ず契約労働条件のすり合わせをしましょう。
依頼する業務内容や報酬、締め日、支払い方法、情報漏洩に関するルールを定めておきます。
事前の契約確認をおろそかにすると、後付けで要望や条件を提示されて、大きなトラブルに発展する可能性もあります。
書面で契約書を交わして、双方が納得してから採用することが大切です。
リスクに備える
フリーランスを採用後、トラブルによって、業務ができない事態になることもあるでしょう。
そのようなリスクに備えて、余裕のある納期にしたり、代わりの人を用意しておくなど、事前に対応策を考える必要があります。
トラブルが発生した時のリスクが大きい場合、フリーランスに依頼することを見直すことも重要です。
まめに情報共有をする
まめに情報共有をして、業務をスムーズに進めましょう。
スキルが高くても、従業員とフリーランスとの相性が悪いと、情報共有がしづらく、生産性が下がってしまいます。
フリーランスを採用する方法
フリーランスを採用する方法を挙げてみましょう。
・エージェントサービスを利用する
→エージェントサービスは、フリーランスのスキルや希望にあう案件を、企業に紹介するサービスのことです。
・クラウドソーシングを利用する
→クラウドソーシングは、インターネットを通して、企業とフリーランスをマッチングするサービスです。
・従業員の紹介で採用する
→従業員の紹介でフリーランスを採用する方法です。
まとめ
フリーランスと言っても、スキルや人間性は異なるため、自社にマッチする人材を見極めることが大切です。
フリーランスをうまく活用すれば、コストを抑えながら大きな利益を上げることができるため、今回ご紹介した内容を参考にして、フリーランスの採用を検討してみてください。
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