コラム

仕事で個人携帯を使いたくない!リスクと対策を解説

2023.07.02

テレワークに伴って、仕事で個人携帯を使うことが増えています。

 

外出先で仕事のメールをすぐに確認したいときや便利という理由で、対策をしないで、個人携帯を仕事で使っている方もいますが、仕事で個人携帯を使うことに不安を感じている方は少なくないのではないでしょうか。

 

ですが、個人携帯を仕事で使うと、情報漏洩などのセキュリティリスクが高く、プライベートとの線引きが難しいといった懸念があります。

 

今回は、個人携帯を仕事で使う際のリスクや対策について解説します。

仕事で個人携帯を使いたくない理由

仕事で個人携帯を使うと、デバイスが1つになるので楽という方もいますが、個人携帯を仕事で使いたくない人は多くいます。

 

では、なぜ仕事で個人携帯を使いたくないのか、その理由について見てみましょう。

仕事とプライベートとの線引きが難しい

仕事に個人携帯を使いたくない理由として、プライベートと仕事の線引きが難しいことが挙げられます。

 

休日や業務時間外に、仕事の電話やメールがくることがあり、対応する必要が出てきます。

 

そうすると、プライベートの時間が減り、ストレスを感じてしまうことがあるでしょう。

 

また、SNSでやり取りをしている場合、プライベートが相手に伝わることを懸念している人もいます。

 

さらに、個人携帯を仕事で使うと、すべての情報がスマホ内で混在します。

 

写真や資料、連絡先といったデータを完全に分離することは難しく、整理するとしても手間がかかってしまいます。

通話料や通信料が自己負担になる

個人携帯を使えば、通話料や通信料がかかります。

 

仕事での利用分を会社に請求できる場合もありますが、プライべート利用分と仕事での利用分を明確に分けることは難しいです。

 

また、仕事での利用分を会社に請求できない会社では、通話料と通信料は自己負担となってしまいます。

セキュリティリスクがある

個人携帯は、会社のパソコンのようにウイルス対策がされていないことがあり、ウイルス感染やハッキングのリスクがあるため、社内情報が漏洩するおそれがあります。

 

個人携帯の紛失や盗難によって、業務上の機密情報が漏れてしまうと、個人の問題として済まされなくなります。

個人情報を相手に教えたくない

仕事で個人携帯を使うと、取引先に、個人情報を伝えなければいけなくなります。

 

電話番号やメールアドレスは、変更が難しいこともあり、仕事だからといって、プライベートでの付き合いのない人に教えるのは怖いと思う人もいます。

データのバックアップが難しい

個人携帯に入っているデータをバックアップをするのに、仕事のデータとプライベートのデータを分けることは難しいです。

 

仕事のデータのバックアップは手作業になるため、かなりの労力が必要になります。

仕事で個人携帯を使うのがいい場合

上記で、仕事で個人携帯を使いたくない理由について解説しましたが、個人携帯を使うほうが適している場合があります。

 

では、どんな時に、個人携帯を使うのがいいのかについて見てみましょう。

フリーランスとして仕事をしている

フリーランスとして働いているのであれば、個人の携帯電話やパソコンを使う方が便利でしょう。

 

また、プライベートのつながりが、新規業務の発注につながるケースもあるでしょう。

会社でBYODが導入されている

会社でBYODが導入されている場合、個人携帯を仕事で使用することが適しています。

 

BYODとは、「Bring Your Own Device」の略称であり、従業員個人のデバイスを業務に利用することを指します。

 

セキュリティの強化などの条件はありますが、BYODを導入している企業では、個人携帯を仕事で利用できます。

個人携帯を仕事で使うリスク

個人携帯を仕事で使うには、リスクがあります。

 

どんなリスクがあるのか、見てみましょう。

セキュリティ管理ができない

個人携帯を仕事で使うと、会社は個人携帯のセキュリティを管理できません。

 

各従業員が携帯の管理をしなければいけませんが、中には管理が甘い従業員がいて、紛失やウイルス感染による情報漏洩リスクが生じる可能性があります。

 

また、ウイルス感染してしまった場合、社用携帯であれば、データを一括消去できますが、個人携帯ではこのような対策が容易にはいきません。

労務管理が難しい

個人携帯を仕事で使うと、労務管理が難しくなります。

 

従業員が個人携帯を使って仕事をした場合、勤務時間の情報が個人携帯に残るため、プライベートでの使用時間と仕事での使用時間を切り分けることが難しくなります。

 

そのため、労働時間やその分の賃金の発生について正しく算出できなくなってしまいます。

バックアップが取れない

社用携帯であれば、自動的にバックアップを取るなどシステム化して情報を守れますが、会社が個人携帯のバックアップを取ることは難しいです。

 

会社が、各従業員に定期的なバックアップを義務付けても、それが完全に守られるとは限りませんし、会社が個人携帯のバックアップの有無を確認するには限界があります。

 

また、最後のバックアップから時間が経ってしまうと、 保存できてない情報が出てしまい、その後に紛失や盗難に遭ってしまうことがあるかもしれません。

デバイスの性能に個人差がある

個人携帯は、端末のスペックや仕様が違いますし、同じモデルでも使用年数や性能によって差が生じることがあります。

 

性能の低い携帯端末を使用している従業員は、業務効率が低下することがあります。

 

また、携帯の扱いが得意な従業員がいれば、苦手な従業員もいます。

 

携帯扱いが苦手な従業員は、データの保存先がわからないなど、業務以外のことに無駄な時間がかかってしまうことがあります。

仕事で個人携帯を使わないようにする方法

何も対策しないで、個人携帯を仕事に使うことはリスクが大きく、トラブルに発展してしまう可能性があります。

 

では、個人携帯を仕事で使わないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

 

以下で、方法を見てみましょう。

社用携帯を配布する

個人携帯を仕事で使うと、セキュリティリスクが高まるため、企業が従業員に社用携帯を配布するといいでしょう。

 

社用携帯があれば、インストールできるアプリを管理してセキュリティを高めれるため、安全性が高く、仕事に適した環境を作り出すことができます。

 

また、取引先にプライベートの電話番号やメールアドレスを教える必要がなくなるため、仕事とプライベートの線引きが明確にできます。

BYODを導入する

BYODを導入することも、1つの方法でしょう。

 

BYOD(Bring Your Own Device)とは、運用ルールの制定やセキュリティに関する研修をして、仕事で、従業員個人のスマホやパソコンで使うことを指します。

 

BYODを導入すると、従業員が自分のスマホを使って仕事をすることができるため、生産性が向上するというメリットがあります。

 

会社側のメリットとしては、社用携帯のコストを支払う必要がなくなる点が挙げられます。

 

 

コミュニケーションツールを導入する

ビジネス用のコミュニケーションツールを導入するのもいいでしょう。

 

ビジネス用のコミュニケーションツールを使うと、個人情報と仕事の情報を分けることが可能になり、公私混同を防ぐこともできます。

 

ビジネス用のコミュニケーションツールには、セキュリティ対策が施されているため、安全性が高く、情報漏洩などのリスクを減らすことができます。

まとめ

個人携帯を仕事で使うと、セキュリティの問題や仕事とプライベートとの切り替えができないといった、さまざまなリスクが存在します。

 

その対策としては、会社が従業員に社用携帯を配布するといいのですが、それができない場合は、準備と適切な運用ルールを確立した上で、BYODを実施するといいでしょう。

 

社用携帯とBYODのメリットとデメリットを考慮して、自社に合った環境を整備しましょう。

一覧を見る