コラム

在宅勤務のセキュリティとは?在宅勤務でのセキュリティ対策と必要性

2023.06.03

在宅勤務は、従業員の働きやすい環境を作る勤務形態として非常に役立ちます。

 

ですが、オフィス外での業務には、情報漏えいや端末のウイルス感染といったリスクが伴いますので、リスクを最大限に減らす仕組みが必須です。

 

オフィス環境と在宅勤務環境とでは、業務上注意すべきポイントが異なります。

 

では、在宅勤務時におけるセキュリティ対策はどのように進めればいいのでしょうか。

 

今回は、在宅勤務時のセキュリティリスクや具体的な対策方法について解説します。

在宅勤務におけるセキュリティリスクとは?

在宅勤務は、業務の効率化や通勤時間の短縮など、さまざまなメリットがありますが、在宅勤務におけるセキュリティリスクには、どのようなものがあるのでしょうか?

 

在宅勤務におけるセキュリティリスクについて解説します。

 

 

 

 

端末の紛失と盗難

ノートパソコンやスマホなどのモバイル端末は、紛失や盗難のリスクがあります。

 

個人情報や社内機密情報が保存された端末が盗難にあうと、情報漏えいのリスクが高まります。

 

USBメモリーなどの持ち運びできるストレージが、情報漏えいの原因になることもあります。

 

紛失・盗難被害にあったデバイスから情報が流出し、取引先や消費者への二次被害を生み出す危険性があります。

 

このような被害が起きたら、コンプライアンスの意識を問われてしまい、会社の信頼を大きく失ってしまうリスクが生じます。

 

 

 

 

自宅・公衆Wi-Fi利用による情報漏えい

オフィスのWi-Fiと異なり、自宅のネットワーク環境では適切なセキュリティ対策が施されていないため、不正アクセスを受けやすい状態になっています。

 

カフェなどで仕事をする場合、無料で使える公衆Wi-Fiもリスクとなることがあります。

 

公衆Wi-Fiの中には、通信が暗号化されていないものや野良Wi-Fiといった通信傍受を目的としたものもあるため、通信内容が盗み見されるセキュリティリスクがあります。

従業員の私物デバイスの利用によるマルウェア感染

在宅勤務では、会社が貸与するデバイスではなく、従業員個人が所有している私物デバイスが使われることがあります。

 

私物デバイスは、セキュリティ対策が十分でないこともあり、マルウェア感染などのリスクが高まります。

公共の場での覗き見

カフェなどの公共の場では、不正アクセス以外にも、覗き見をされて情報が漏洩してしまう可能性があります。

 

重要な情報を扱うサイトのログインIDやメールアドレス、パスワードを覗き見されてしまうと、重大な問題に発展する恐れがあります。

業務データの紛失と誤削除

社内で仕事をしていると、バックアップをとっていたり、クラウドを利用してデータの紛失や誤削除などといったさまざまな対策ができます。

 

ですが、在宅勤務でデバイス内でデータを扱っていると、業務データの紛失や誤削除を起こしてしまう可能性が出てきます。

在宅勤務で必要なセキュリティ対策とは?

在宅勤務には、様々なリスクがともなっていることを見てきました。

 

では、セキュリティリスクへの対策をどのように立てればいいのかについて解説します。

ルールの策定

在宅勤務を実施するにあたって、会社として一貫した方向性を決めて、ルールを策定しなければいけません。

 

システム管理者や従業員の意見を反映して、決める必要があります。

 

例えば、自宅外へのパソコンの持ち出しを禁止にする、持ち出す際には会社に許可を取るようにするといったように、未然に紛失・盗難を防ぐ環境を整備する必要があります。

 

従業員ごとのアクセス管理も含めて、在宅勤務時のデバイスや情報の取り扱いには十分に気を付けなければなりません。

 

自社の体制に応じたセキュリティ対策を定めて、従業員に、ルールを徹底的に周知しましょう。

セキュリティソフトの導入

在宅勤務で使うデバイスにセキュリティソフトを導入することは、必要不可欠です。

 

ウイルスチェックといった基本的な機能以外にも、さまざまなセキュリティリスクに対する機能が用意されています。

 

従業員の私物デバイスを使わなければいけなくなった場合には、セキュリティソフトを導入したデバイスに限定するという制約を設ける必要があります。

VPNを利用した通信内容の保護

自宅やカフェなどでインターネットに接続する場合には、VPNの利用を検討してみるのもいいでしょう。

 

VPNとは、「Virtual Private Network」の略で、ネットワーク上にプライベートな空間を設けるツールを指します。

 

VPNを通して通信内容を暗号化することで、第三者による外部からの侵入を防ぐことが可能になります。

 

また、社内でVPNを構築すると、オフィス内でしか利用できないページアクセスすることができ、在宅勤務での業務効率化につながります。

パスワード管理の徹底

誕生日や名前など推測されやすいパスワードや、同じパスワードの使い回しは不正アクセスのリスクを高めます。

 

パスワード設定時のルールを策定したり、パスワードマネージャーを利用しましょう。

 

パスワードを守ることは、セキュリティ対策においての必須項目です。

クラウドサービスの利用

ストレージなどのクラウドサービスは、高いセキュリティレベルを保持しています。

 

また、導入コストを抑えて、セキュリティ対策をサービス提供会社がしてくれるため、在宅勤務のセキュリティ環境を、安全で低コストに整えることができます。

OSやアプリを最新版にアップデート

使用している端末のOSやアプリを最新版へアップデートすることは、セキュリティ対策に欠かせません。

 

最新版へアップデートしておくと、脆弱性を狙ったさまざまな攻撃からのリスクを減らすことができます。

まとめ

オフィス勤務とは異なり、従業員が異なった環境で仕事をする在宅勤務では、在宅勤務でのリスクを軽減するためには、適切なセキュリティ対策が必要です。

 

そのためには、ルールを定めて、従業員に周知させる必要があります。

 

それぞれの従業員がセキュリティリスクの危険性や重大性を認識し、企業も、情報漏洩などのインシデントに発展しないように、従業員への教育とセキュリテイ環境の整備をしましょう。

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