コラム

ディスカッションとは?ディベートとの違いや効果的な進め方を解説

2023.05.27

ディスカッションは、ビジネスシーンでもよく用いられていますが、グループでの話し合いということは何となく理解していても、その意味や似た言葉の「ディベート」との違いについてはわからない方も多いのではないでしょうか。

 

ビジネスにおいてディスカッションは、問題解決やアイデア創出、相互理解に活用されています。

 

今回は、ディスカッションの目的や進め方について解説します。

ディスカッションとは?

ディスカッションとは、特定の話題について、複数の人がアイデアや意見を交換し、結論を出すためのコミュニケーション方法を指します。

 

ディスカッションでは、参加者は他者の意見に基づいて自分の意見や視点を変えることができます。

 

ビジネスにおけるディスカッションでは、業務で発生したトラブルを解決するためや、経営をさらによい方向に導くために有効な手段となります。

ディベートとの違い

ディベートは一つのテーマに対して「賛成」「反対」に分かれてそれぞれの主張を展開し、論理的な正しさを競い、最終的に勝敗をきめます。

 

ディベートは、勝敗や優劣をつけることを目的として行いますが、ディスカッションがアイデアや意見を交換し、特定のトピックについて共通の理解や解決策に向けて作業することが目的として行うため、明確な違いがあります。

ディスカッションの種類

ディスカッションには、2種類があります。

 

以下でみていきましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションは、テーマに対する結論を出すために行います。

 

参加メンバーを数人ごとのグループに振り分け、テーマについて話し合いを行って結論を出します。

 

グループディスカッションの課程で、それぞれの人の考え方がわかるだけでなく、コミュニケーション能力や論理性の有無などを判定したり開発したりできることから、採用選考や社員研修などで用いられる機会が多いです。

パネルディスカッション

パネルディスカッションとは、公開イベントでよく用いられるディスカッション形式です。

 

テーマを掘り下げたり、知識を深めて問題解決方法を探ったりする点で有効です。

 

パネルディスカッションにおいては、あらかじめ選ばれた専門家(パネリスト)が起用されます。

 

パネリストとは、テーマに関する専門家、対立した意見を持つ見識の深い複数人、一般目線のコメンテーター・ファシリテーターを指します。

 

話し合いはパネリストが中心で行われ、質疑応答の時間を取ることもあります。

 

※パネラーという言葉は和製英語で、正しくはパネリストです。

ディスカッションをするメリットとは?

ビジネスでディスカッションをするのは、どんなメリットがあるのか見てみましょう。

問題の発見や解決、アイデアの創出ができる

問題の発見や解決、アイデアの創出が、ビジネスでディスカッションを行う主な目的です。

 

チームで生じている問題について、情報共有することも、ディスカッションの目的の1つです。

 

当事者だけでなく関係者全員が問題を把握することによって、同じ問題が発生するのを未然に防ぐことができます。

業務の質を高め、チームの結束を強める

ディスカッションを通じて業務の質を高めて、チームの結束を強めることもディスカッションの目的です。

 

目の前の課題をより効率的に解決する方法を模索するために、ディスカッションをすることもあります。

 

ディスカッションを有意義にするためには、ファシリテーターを決めたり、事前にアジェンダを共有したり、議事録を作成して参加者に共有することが必要です。

 

このように、ディスカッションによって多くのメリットが得られるため、積極的にディスカッションをすることをおすすめします。

ディスカッションの方法

企業のディスカッションには、さまざまな方法がありますので、職場環境や目的に応じて、ディスカッションの方法を選ぶようにしましょう。

対面式でディスカッションをする

一般的に、ディスカッションは対面式でします。

 

複数人が入れる会議室で、ディスカッションの内容を共有できるように、ホワイトボードやプロジェクターを用意します。

 

参加者がお互いに顔を見れるので、活発な意見交換が期待できます。

Web会議システムを使う

テレワークを取り入れる企業では、Web会議システムを活用したディスカッションが増えています。

 

Web会議システムは、モニター越しに、参加者の顔を見ながら議論をします。

 

パソコンやインターネットの環境整備が必要となりますが、自宅などさまざまな場所で、遠方の相手ともディスカッションを実施できます。

チャットツールを使う

テキストでディスカッションをするなら、ビジネスチャットツールが利用できます。

 

ビジネスチャットを利用することで、文章で履歴を残しながら、意見を出せるので、参加者同士の相互理解に便利です。

 

ファイルの送信機能が搭載していると、ディスカッションをスムーズにできます。

ディスカッションを進める方法とは?

ディスカッションを実施するには、どのような手順で進めるかが重要なポイントになります。

 

ディスカッションの実施前に、準備を進めて、ディスカッションの目的を達成しましょう。

テーマと目的を共有する

ディスカッションを成功させるには、参加メンバー全員に、テーマと目的を共有しましょう。

 

ディスカッションの発言内容は、テーマや目的によって変わるからです。

 

テーマと目的を事前に共有しておけば、参加メンバーそれぞれが意見を事前に考えられるため、資料の用意などができ、ディスカッションに奥行きが出たり、ディスカッションが活発になるでしょう。

役割分担をする

グループディスカッションを進めるためには、司会、書記、監視者、タイムキーパーなどの役割を決めることが大切です。

 

それぞれの役割を明確にすると、議論がスムーズに進むだけでなく、全員が参加しやすくなります。

アイデアを出し合う

ディスカッションでは、参加者全員が自由にアイデアを出し合うことが大切です。

 

アイデアを出すことで、新しい視点やアプローチを発見し、問題解決のヒントを得ることができます。

意見をまとめる

議論が進むと、多くのアイデアや意見が出されますので、適切にまとめる必要があります。

 

議論の要点や結論を整理して、参加者全員が理解できるようにまとめることが必要です。

時間配分を共有する

ディスカッションを成功させるには、時間配分を共有することが大切です。

 

開始時間や終了時間、ディスカッションのテーマが盛り込まれたレジュメを作成するといいでしょう。

 

参加メンバーへ事前に配布しておきましょう。

フィードバックを受ける

ディスカッションが終わったら、フィードバックをもらうことが大切です。

 

時間配分、テーマに沿った発表、役割分担、全員の参加状況などについて、改善点や良かった点などを共有しましょう。

ディスカッションを効果的にするポイントとは?

ディスカッションは、参加人数が増えると、意見がバラバラになってしまうことがあります。

 

ディスカッションの効果を最大限に引き出すためにも、ポイントを押さえてディスカッションを進めるのがいいでしょう。

 

では、ディスカッションを効果的にするポイントについて見てみましょう。

ルールを決める

ディスカッションを実施する場合、ルールを決めるといいでしょう。

 

ルールなしでディスカッションを進めてしまうと、意見が出にくくなったしまったり、予定より時間がかかってしまうかもしれません。

 

発言時間の制限やテーマから逸れた発言をしないようにするといったルールがあると、ディスカッションが有意義になります。

テーマの目的を明確にする

ディスカッションのテーマの目的を明確にしておくことも必要です。

 

例えば、売上アップのディスカッションをおこなうのであれば、数字としての目標や、ノルマを議題に組み込みます。

 

目的を明確にすると、参加者のディスカッションに対する意識も高まりやすくなり、活発な意見交換につながります。

他の参加者の発言をよく聞く

ディスカッションでは、他の参加者の発言をしっかりと聞くようにしましょう。

 

他の意見を聞くと、それが自分の意見に反映させられ、ディスカッションの価値が上がります。

 

ディスカッションでは、自分の意見が他人の意見と被ることがあるため、時間的な損失を防ぐためにも、他の参加者の発言をよく聞きましょう。

まとめ

ディスカッションは、課題解決や新たなアイデアを創出する機会であり、企業の価値向上に期待できます。

 

また、ITツールが発展した現代では、対面式だけでなく、さまざまな方法でディスカッションを実施できるようになりました。

 

自社にあったやり方で、活発なディスカッションをして、企業や従業員の成長に活かしましょう。

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