クレドとは?メリットや注意などを解説
2025.11.19
「クレドを導入すると、どんなメリットがあるの?」と思っている方もいるでしょう。
クレドは、企業の経営理念を実現するための行動指針のことです。
今回は、クレドのメリットや注意点などについて解説します。
クレドとは
クレドとは、企業活動において意思決定や行動基準となる信条や行動指針のことです。
ラテン語で、「約束」「信条」といった意味の「credo」が語源となっています。
アメリカの医療品メーカー、ジョンソン・エンド・ジョンソンの3代目の社長である、ロバート・ウッド・ジョンソンJrが、クレドを提唱しました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドには、私たちの信条と題した文書の1行目に、「私たちの第一の責任は、すべての顧客に対するものである」と明記されています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、異物混入事件が起きた時に、クレドに基づいた行動で消費者の信頼を守りました。
企業理念とクレドの違い
企業理念は、企業が存在する意義や価値を表現しています。
一方、クレドは、従業員が企業理念のもとでどんな価値観を持って、どのような行動をとってほしいのかを表現したものです。
クレドとミッションの違い
ミッションとは、「使命」や「目的」という意味で、企業における存在意義を表しています。
マネジメントの父と呼ばれる経営学者のドラッカーは、「リーダーの最初の仕事はミッションを考え、定義することである」と提唱しています。
具体的には、企業が社会で果たしたい役割を明確にすることが、企業活動を規定していくことになります。
つまり、ミッションとクレドの違いは、主語が企業なのか、従業員なのかという点が異なります。
クレドとビジョンの違い
ビジョンとは、企業の目指す姿や中長期的な目標を表したものです。
例えば、「人々の生活を幸福にしたい」など、企業活動の先にどんな未来を実現していきたいのかという目標を掲げます。
経営理念が、ビジョンと同義と言えます。
ビジョンは、組織や経営が主語ですが、クレドは、従業員が主語という点が違います。
クレドとバリューの違い
バリューとは、企業が大切にする価値観を表します。
企業の価値基準や優先順位を明確にすることが、判断や行動の基準になるのです。
クレドとバリューは同義ですが、クレドは、バリューよりも、さらに具体化した行動指針です。
クレドを導入するメリット
クレドを導入するメリットには、どのようなものがあるのか、以下で見ていきましょう。
モチベーションが上がる
クレドを作ると、従業員のモチベーションが上がります。
クレドは、企業が一方的に作るのではなく、従業員の意見を聞いて、納得してもらって作成されます。
したがって、従業員が、自分の考えや判断によって行動しやすくなり、モチベーションを高めるのに役立ちます。
人材を育成できる
クレドは、主体的に考えて行動できる人材を育成することにも役立ちます。
クレドを導入していると、企業の意思決定の行動基準や価値観を、全従業員と共有できます。
そのため、トップダウンによる対応ではなく、従業員が自発的に行動するマインドを育成できます。
コンプライアンスを強化できる
コンプライアンスを強化できる点も、クレドのメリットです。
コンプライアンスとは、法令遵守のことですが、社会規範やステークホルダーの利益を尊重することも含まれています。
クレドを導入することによって、従業員の意識を変えることができれば、コンプライアンスが社内に浸透するようになります。
差別化ができる
クレドによって、競合他社と差別化をすることができます。
例えば、クレドに、高級レストランで高品質な接客を目指す内容を入れると、店舗のイメージを明確に示すことができます。
クレドに自社のバリューを明確に反映させることによって、強みや特長をアピールできます。
クレドの作成方法
クレドの作成方法をご紹介します。
プロジェクトチームを編成する
プロジェクトチームを編成しましょう。
経営と現場の両方の声を反映させるために、経営層と従業員が一緒にクレドを作成することがポイントです。
クレドを作る理由、スケジュール間隔、目標などを決めます。
経営陣と従業員にヒアリングする
クレドは、経営理念などを具体的な行動指針に落とし込みます。
したがって、経営陣にどのような経営理念があるのかをヒアリングしましょう。
また、従業員が企業に対してどのように考えているかを、アンケートやインタビュー等でヒアリングする必要もあります。
クレド文章を作成する
経営陣と従業員からヒアリングした内容を文章化しましょう。
クレドは、従業員の指針のため、短くわかりやすい言葉を使うように心がけましょう。
フィードバックをもらう
経営陣や従業員に、作成したクレドの文章案を確認してもらい、フィードバックを得ましょう。
クレドの内容について、経営陣の考えと従業員の考えにズレがないかを確認することが重要です。
必要があれば、文章を修正して、再びフィードバックをもらうことを繰り返して、クレドを完成させます。
社内広報をする
クレドは、従業員が基準や指標を認識して行動が変わることを目的としています。
つまり、クレドは作成して終わりなのではなく、従業員がクレドの意味を理解して行動が変わるまで、社内広報活動をする必要があるのです。
定期的に発信して、従業員の理解を促進させるといいでしょう。
クレドの注意点
クレドを作成する際の注意点について、見ていきましょう。
非現実的なことを盛り込まない
クレドは、従業員の行動指針を明確にしていますが、現実的でない行動指針にすると、逆効果になってしまいます。
経営の理想は唱えても、従業員が自ら実践しようと思うことが重要です。
そのため、経営層は、現場や従業員の意見を聞き、実際の行動につながるクレドを作成しましょう。
作って終わりにしない
クレドを作っても、従業員が指針に応じた行動をしないと、意味がありません。
社内広報を使って、定期的に発信して、クレドが使われるように工夫しましょう。
例えば、朝礼や定例会議でクレドを伝えたり、社内に張り紙を張るといいでしょう。
まとめ
コンプライアンスを強化するために、クレドを策定する企業が増えています。
クレドは、従業員の行動指針となるルールブックです。
社内報に掲載するなど、従業員が覚えやすくなる工夫をしましょう。
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