レガシーシステムとは?その意味や課題点、脱却方法などについて解説
2025.11.18
レガシーシステムという言葉を聞いたことはあっても、よくわかっていない方もいるでしょう。
レガシーシステムを抱えると、DX化が進みにくくなりますが、レガシーシステムから脱却するには、どのような対策をすればいいのでしょうか。
今回は、レガシーシステムの意味や課題点、脱却する方法などについて解説します。
レガシーシステムとは
レガシーシステムとは、古い技術やアーキテクチャ、プロセスなどを使用して構築されたシステムのことです。
具体的には、1960年代~1980年代にかけて普及したメインフレームやオフィスコンピュータなどが挙げられます。
これらのシステムは、長期間にわたって使用されてきたため、技術が古く、時代遅れになっています。
既存のシステムがレガシー化していると、急速に発展するデジタル技術に対応しきれないので、レガシーシステムの刷新を検討する企業が増えています。
レガシーシステムの課題
レガシーシステムの課題を挙げてみましょう。
保守や運用が難しい
レガシーシステムには、古い技術が使われていたり、繰り返しカスタマイズや改修をしています。
そのため、古い技術に関する知識を持っている従業員やシステムの導入に携わった従業員のみが、システムの保守や運用ができます。
したがって、保守や運用の属人化が進んで、レガシーシステムは、ブラックボックス化していきます。
そのような状況で、担当者が休職したり、退職すると、システムの全容を把握できず、システムを適切に保守したり運用できなくなるおそれがあります。
保守や運用コストがかさむ
保守や運用ができても、システムを長期間使うと、システムの改修費や人件費がかかります。
また、外部の企業に開発してもらったシステムをサポート期間終了後も使用したい場合、延長サポート費用が発生します。
レガシーシステムを抱えていると、保守や運用コストがかさみ、企業に大きな負担になります。
したがって、既存事業の拡充や新規事業の創出などに投資しづらくなります。
セキュリティーやコンプライアンスの問題になる
レガシーシステムを使うほど、システム障害のリスクが高まります。
また、最新のシステムより、セキュリティーが脆弱だったり、個人情報保護法などの各種法令に対応していないものもあります。
そのため、機密情報の漏洩などのセキュリティーやコンプライアンスの問題が起こるリスクがあります。
情報漏洩などの重大インシデントが発生すると、その対応に追われて、通常業務や事業の継続が困難になるおそれがあります。
そうなると、企業への信頼やイメージが悪くなって、取引中止や業績悪化につながってしまいます。
インシデントの内容や発生後の対応によって、倒産することもあり得るでしょう。
最新技術を活用できず、変化への対応ができない
レガシーシステムは、古い開発言語を使って構築されているため、AIやIoTなどの最新技術に対応していないことが多いです。
最新技術を事業に活用できないと、市場ニーズやビジネスモデルの変化に対応できなくなってしまいます。
そのため、最新技術を活用できる同業他社に遅れてしまい、企業の競争力が低下して、業績が悪化してしまいます。
DX推進が阻まれる
レガシーシステムによって、AIやIoTなどの最新技術に対応できず、データ活用が進まないだけでなく、システム同士の連携をしづらくなります。
また、新システムを導入して、DXを推進したい場合、予算不足の問題が起こるでしょう。
というのも、レガシーシステムを抱えていると、保守や運用コストがかさむため、DX推進のための予算を十分に確保するのが難しくなるからです。
つまり、レガシーシステムを抱え続けると、DX推進の障壁になってしまいます。
2025年の崖とは
レガシーシステムを採用し続けると、2025~2030年にかけての経済損失が最大12兆円にまで及ぶ可能性があると報告されています。(経済産業省の「DXレポート」参照)
DXにおいては、IT人材の確保や育成が適切に進まないと、日本経済は大きな損失を招き、経済破綻に陥るおそれがあります。
レガシーシステムから脱却する方法
レガシーシステムから脱却する方法について見ていきましょう。
モダナイゼーション
モダナイゼーションとは、現代化のことです。
ITの分野では、レガシーシステムを現代に合わせて刷新するという意味で使われます。
例えば、ソフトウェアや蓄積されたデータを活かしながら、最新の技術と組み合わせて、システム基盤を刷新することです。
マイグレーション
マイグレーションとは、移行のことです。
モダナイゼーションが、既存システムのソフトウェアやデータを活かす一方、マイグレーションはシステムやデータを新環境に移して、レガシーシステムから脱却することです。
例えば、物理的なオンプレミス環境から、クラウド環境にシステムに移行するクラウドマイグレーションがあります。
クラウドを活用する
テクノロジーが発達し、クラウドを活用することも増えています。
クラウドの信頼性は向上していますが、アプリやデータの移行には大きなコストがかかってしまいます。
そのため、コスト削減のために、オンプレミス環境で、クラウドに移行する手法が注目されています。
まとめ
レガシーシステムとは、古い技術や仕組みによって長い間運用されて、老朽化やブラックボックス化が問題となっているシステムのことです。
レガシーシステムを放置してDX化を実現しないと、多大な経済損失につながることを、経済産業省が指摘しています。
モダナイゼーションやクラウドを活用して、レガシーシステムから脱却しましょう。
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