コラム

女性管理職の推進方法とは?メリットや向いている人などを解説

2025.09.27

「女性の活躍を推進したいけど、どうしたらいいのかわからない」と悩む担当者の方もいるでしょう。

 

そのためには、女性管理職を推進できる社内環境を整備することが重要です。

 

今回は、女性管理職を推進するメリットや企業で推進を図る方法などを解説します。

日本企業における女性管理職の割合

日本の女性管理職の割合は、諸外国と比べて、低水準です。

 

2023年の女性(15~64歳)の就業率は73.3%ですが、管理職の女性の割合は12.9%にでした。(令和6年版 男女共同参画白書)

 

役職別では、係長級23.5%、課長級13.2%、部長級8.3%となっており、上位の役職になると、女性の割合が低くなっています。

 

政府は、東証プライム市場上場企業役員に占める女性の割合として、2025年までに19%、2030年までに30%以上という目標を掲げていますが、達成するのになかなか困難な状況があります。

女性管理職が求められる理由

女性管理職が求められる理由として、男女平等に社会参画できる機会を作り、労働人口を確保することが挙げられます。

 

少子高齢化によって、労働人口が減り続ける中で、女性が管理職として活躍すると、労働人口を引き上げることができます。

 

優秀な女性であっても、管理職登用のチャンスは少なく、非正規雇用の割合も多いです。

 

そういった背景の中で、女性が活躍できる機会を作って、優秀な人材を確保していくことが求められています。

女性管理職の推進が難しい理由

女性管理職の推進が難しい理由を挙げていきましょう。

出産や育児との両立が難しい

仕事と妊娠・育児・介護などの事情が両立できないため、女性の管理職が進まない背景があります。

 

育児休業をしたことを理由に解雇したり、不利益な取扱いをしてはいけませんが、同じ勤続年数の従業員と比べると、育児休業取得者の評価は低くなる傾向があります。

 

昇進を見据えて働き続けられるような環境が整える必要があるでしょう。

女性の昇進への意欲が低い

女性が昇進に対して意欲的でないため、女性管理職が少なくなっています。

 

管理職に向いていないと感じたり、昇進することをネガティブに捉えている女性が多くいるのです。

 

また、社内に女性管理職がいないと、女性が管理職として働くキャリアを描けなくなってしまいます。

女性の活躍を推進するメリット

ここでは、女性の活躍を推進するメリットを見ていきましょう。

優秀な人材を確保できる

女性を積極的に採用すると、優秀な人材を確保できます。

 

高い労働意欲を持った優秀な人材も多く存在しているため、女性が働きやすい環境を整備すれば、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。

企業の成長につながる

女性の活躍を推進すると、今までにない視点によって、イノベーションを創出したり、企業の成長につながります。

 

男性が多い企業では、女性のニーズに対応した商品やサービスを作り出せないことがあります。

 

積極的に女性を起用して、男性が気づかなかった課題を発見して、よりよい商品やサービスを生み出せる可能性が高まります。

企業イメージが向上する

企業が女性の活躍に積極的に取り組むと、企業イメージが向上します。

 

多くの女性が活躍していると、企業は、社会から女性が働きやすい環境を提供していると認識されます。

 

また、企業が厚生労働省が認定している「えるぼし」や「くるみん」を取得すると、社内外に、女性の活躍を推進している企業というイメージを持ってもらえるでしょう。

女性管理職に向いている人

女性管理職に向いている人とは、どのような人なのでしょうか。

 

以下で見ていきましょう。

論理的思考ができる

論理的思考ができ、気分や感情で行動しない女性が向いています。

 

論理的思考で判断できると、部下に的確に指示を与えることができるため、周りに安心感を与えることができます。

物事を多角的に判断する

女性管理職は、男性管理職が経験したことのない多角的な視点によって、物事を判断することが大切です。

 

男性と違う視点で提案すると、新製品を生み出すきっかけになるでしょう。

ワークライフバランスを推進する

女性がワークライフバランスを行うと、さまざまな働き方ができるようになります。

 

そうなることによって、チーム全体のモチベーションが上がるでしょう。

女性管理職を推進する方法

女性管理職を推進する方法を見ていきましょう。

能力評価で管理職を決める

管理職を決める際には、性別を問わず、従業員の能力評価で決める必要があります。

 

実績、マネジメント能力、コミュニケーション能力といった評価基準を明確にして、透明性を高めることが重要です。

社内制度を整える

妊娠・出産・育児休業のために、短時間勤務やテレワークを導入して、家庭と仕事の両立ができるようにしましょう。

 

また、気軽に利用でき、差別が起きないようにするために、全従業員に周知し、相談窓口を整えておくことも大切です。

研修制度を設ける

管理職に求められるスキルや経験を補うために、研修制度を設ける必要があります。

 

研修制度を設けると、女性が管理職になるのが難しいという先入観を払拭することができます。

 

社内で女性管理職の研修が難しい場合、外注に依頼して取り組むのもいいでしょう。

まとめ

今回は、女性の活躍を推進するメリットなどを解説しました。

 

ビジネス環境が複雑になっている現在、優秀な女性を確保することは欠かせません。

 

この記事を参考に、女性の活躍を積極的に進めてみてください。

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