フィードバックとは?種類やメリットなどをご紹介
2025.09.10
フィードバックは、ビジネスシーンで頻繁に行われています。
ですが、フィードバックの方法を誤ると、モチベーションを下げる要因になってしまうため、フィードバックを正しく行う必要があります。
今回は、フィードバックの種類やメリットなどをご紹介します。
フィードバックとは
フィードバック(feedback)とは、相手の考え方や行動に対して指摘したり評価をすることです。
具体的には、相手の目標を達成するために、軌道修正や動機付けを促すコメントをするのです。
上司から部下にフィードバックをするのが一般的ですが、部下から上司へ、同僚同士でもフィードバックをすることがあります。
プロジェクトの振り返り、人事評価、1on1ミーティングをする際に、フィードバックをします。
フィードバックの種類
ここでは、フィードバックの種類を挙げてみましょう。
ポジティブフィードバック
ポジティブフィードバックとは、部下の望ましい行動や成果が出た行動を挙げて、その結果を共有することです。
前向きな内容のフィードバックになるため、部下の自己肯定感やモチベーションアップにつながります。
よくできたことや、いい影響を与えていることを、具体的に伝えるといいでしょう。
ネガティブフィードバック
ネガティブフィードバックとは、課題を明確にして、改善策を共有することです。
現状維持ではなく、より高いパフォーマンスをしてほしい時に、相手に正しく指摘して成長を促します。
ですが、ネガティブフィードバックによって、ストレスを感じる人がいるため、「こうすればもっとよくなる」といったポジティブフィードバックを入れて伝えるといいでしょう。
フィードバックと混同しやすい言葉
フィードバックは類似語が多く、意味を混同しがちです。
フィードバックと意味を間違えやすい言葉を見ていきましょう。
フィードフォワード
フィードフォワードは、目標を達成するためにどんな方法があるかを話し合うことです。
フィードバックは、過去の出来事に焦点をあてますが、フィードファワードは、今後の取り組みについて意見を出し合います。
マネジメント
マネジメントは、目標を達成するための方法のことです。
フィードバック、コーチング、フィードフォワードなどは、すべてマネジメントに含まれています。
さまざまな方法を組み合わせて、マネジメントの効果を高めます。
チェックバック
チェックバックは、過去の業務まで遡って確かめることです。
クリエイター業界などで、作成されたデータに修正をする時によく使われます。
フィードバックを実施するメリット
フィードバックを実施すると、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
適切な対処ができる
フィードバックをすることによって、問題が明らかになるため、適切な対処や解決をすることができます。
例えば、部下が、顧客から無理難題な問い合わせを受けた際に、高いスキルや経験豊富な上司からフィードバックがあると、より適切な行動をとることができます。
仕事の質が上がる
上司から仕事の対処法などのフィードバックを受けることによって、部下は適切な対処法を身につけて成長することができるため、仕事の質が上がり、生産性が向上します。
モチベーションが上がる
フィードバックによって、自分がしなければいけないことが明確になると、仕事へのモチベーションが上がります。
目標や課題に適切なフィードバックをすると、成果が出て、成功体験を積むこともできるため、自信を持てるようになります。
また、上司がきちんと部下を見てくれていると感じて、モチベーションをさらに高めることができるでしょう。
信頼関係を築くことができる
フィードバックをすることによって、コミュニケーションが活性化されると、上司と部下は信頼関係を築くことができます。
コミュニケーションが多いと信頼関係を築きやすくなるので、フィードバックによって、部下が自分の成長を実感できると、上司の信頼を得られるきっかけにもなります。
フィードバックの手法
フィードバックの手法として、大きく分けて3つの方法があります。
具体的に見てみましょう。
サンドイッチ型
サンドイッチ型とは、ポジティブなフィードバックの間に、ネガティブなフィードバックを挟んで行う手法のことです。
ネガティブなフィードバックをしても、ポジティブなフィードバックで終わらせるので、部下のモチベーションを維持させることができます。
SBI(Situation Behavior Impact)型
SBI型(Situation Behavior Impact)とは、状況(Situation)、行動(Behavior)、影響(Impact)の順にフィードバックする手法のことです。
フィードバックは、どのような状況の時に、どのような上司の言動が、どのように現れたのかを順序立てて考えるため、部下は内容を理解しやすくなります。
ポジティブフィードバックとネガティブフィードバックのどちらにも使えます。
ペンドルトンルール
ペンドルトンルールとは、上司が部下に改善点を伝えるのではなく、部下に反省点を考えさせて、反省点を話し合って課題を解決することです。
確認→よかった点→改善点→今後のアクションプラン→まとめの順に進めます。
部下は、自分自身で反省点や改善点を考えるので、自分の成長につながります。
フィードバックをする時のポイント
ここでは、フィードバックをする時のポイントを挙げてみましょう。
フィードバックのタイミングと頻度
フィードバックのタイミングと頻度に注意しましょう。
時間が経ってしまうと、部下は「今言われても、もう対応できない」と思って、フィードバックの効果がなくなってしまいます。
また、「どうしてすぐに言ってくれなかったの?」と、部下は上司に不信感を持ったり、業務に問題が生じることもあります。
そのため、ある程度結果が出たら、すぐにフィードバックをしましょう。
フィードバックをする場所
1対1になれる場所でフィードバックをしましょう。
例えば、他の従業員がいる場所で、ネガティブなフィードバックをすると、部下のモチベーションが大きく下がってしまうので、そのようなことはやめたほうがいいでしょう。
また、他の従業員の前で褒めると、他の従業員のモチベーションが低下することもあるため、注意しましょう。
フィードバックの目的を伝える
フィードバックの目的を伝えましょう。
フィードバックの目的は、部下のプロジェクトの達成とスキルアップです。
部下にその目的をきちんと伝えると、フィードバックを理解して、成長につながります。
具体的に伝える
フィードバックの目的や目標を具体的に伝えましょう。
また、フィードバックをする時には、抽象的な言葉を使わず、数値やデータを使って、具体的に説明するといいでしょう。
行動を評価する
行動を評価しましょう。
例えば、「マイペース」など、性格を評価しても、フィードバックをしたことになりません。
仕事や仕事に対する考え方、行動に対して評価をしましょう。
まとめ
フィードバックの目的や効果を理解してから、フィードバックをすることが大切です。
組織全体で適切なフィードバックができると、部下の成長だけでなく、部門間や個人の成長のばらつきも解消できるでしょう。
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