営業事務の仕事内容や給料などについて解説
2025.07.19
営業事務は、営業担当者をサポートする仕事です。
事務作業をする努力が、営業部に計上される売上という結果に反映されるため、他の事務職と比べて、大きな違いがあります。
今回は、営業事務の仕事内容や給料、必要なスキルについて解説します。
営業事務と一般事務の違い
営業事務と一般事務の違いには、どんな違いがあるのでしょうか。
営業事務は、営業職のサポートが業務内容となっていて、コミュニケーション能力やチームワーク、書類作成の正確性などが求められます。
一方、一般事務は、部門を問わず、幅広く事務全般の作業をするため、優先順位をつけて仕事に取り組む柔軟性などが求められます。
営業事務の業務内容
では、営業事務の業務内容を以下で挙げてみましょう。
書類を作成し処理する
商品やサービスの取引に必要な書類を作成し、処理します。
書類での手続きが進まないと、取引できないため、迅速な対応が必要になります。
また、作成した書類は、取引の証拠になるため、正確に作業することが求められます。
顧客に対応する
顧客からの電話・メールや来客者に対応して、顧客の要望や課題を聞いて、営業担当者にフィードバックします。
対応履歴をCRMシステムに登録しておくと、他の従業員が代わって対応することになっても、同じ品質を維持できます。
クレームに対応する際には、謝罪するだけでなく、代替案を提示して、機会損失を防ぎ、顧客満足度向上につなげるようにします。
受注や発注をしたり在庫管理をする
欠品リスクを可視化するために、受注データをシステムに入力して、在庫数を反映させます。
メーカーや倉庫とオンライン連携を図って、納期遅れになりそうな時は、事前に顧客に調整案を提示します。
需要予測を活用して発注量を最適化すると、在庫削減と販売機会確保につながります。
データの処理と分析をする
売上や粗利、受注残といった複数のKPIをダッシュボードで視覚化します。
過去データをもとに、月次・四半期の売上予測を立てて、在庫や人員配置の意思決定をサポートします。
営業事務が扱う書類とは
営業事務が扱う書類をまとめてみました。
契約書
契約書とは、商品やサービスを売買する時に作成する書類のことです。
商品やサービスの売買について双方の合意があったことを証明したり、トラブルを回避するために作成します。
発注書と申込書
発注書と申込書は、契約書に似ています。
顧客が、商品やサービスを購入する意思を表示するために使います。
顧客が作成しなければいけない書類ですが、営業事務が書類を作成して、顧客は捺印だけをすることが多いです。
見積書
見積書とは、商品やサービスの名称や価格、取引条件などが記載されている書類のことです。
顧客は、見積書に記載の費用や仕様を確認してから、契約します。
納品書
納品書は、売買契約を締結した後に、顧客に商品やサービスを納めたと証明する書類のことです。
顧客は、納品書を見て、契約内容と納品内容を確認します。
請求書
請求書は、商品やサービスの代金を顧客に支払ってもらうために発行する書類のことです。
請求書には、納品した商品やサービス価格、数量、振込先口座などが記載されています。
請求書を送付しないと料金が支払われないので、期日までに発行しなければいけません。
営業事務に必要な資格
ここでは、営業事務に必要な資格をご紹介します。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Excel・Word・PowerPointの実践スキルを証明できる資格です。
資格を取得するために学んだショートカットやマクロ活用は、業務にすぐに活かすことができます。
「歓迎要件」として、求人媒体で記載されることが多いので、応募時にアピールできます。
簿記検定
簿記を持っていると、見積書の作成や請求書の発行、金銭に関わる業務を正確にすることができます。
また、スムーズに帳簿を確認したり、仕訳を理解できるので、ミスを防げます。
秘書検定
対外的な仕事をする営業事務には、丁寧な言葉遣いや来客時の対応といったビジネスマナーは欠かせません。
秘書検定で、社会人としての基本的なマナーを身につけると、社内外での信頼性を築くことができます。
TOEIC
TOEICは、英語でのコミュニケーション力を判定するための世界共通テストのことです。
スコアで、英語でのコミュニケーション能力のレベルを表示します。
海外の顧客との取引があり英語力を求められる会社の営業事務は、スキルアップに活用できるでしょう。
営業事務の給料はいくら?
営業事務の平均時給は、1,590円ほどです。
8時間勤務をすると仮定して、日給に換算すると、12,700円ほどです。
平均月収は25万円ほどで、平均年収は36万円ほどとなっています。
ですが、未経験の場合、平均時給が1,000円ほどで、平均月収が20万円を下回ることもあります。
一方、スキルや経験が豊富であれば、年収400~500万円になるため、能力によって給料に差が生じています。
勤務時間と残業
9:00~18:00勤務が一般的ですが、月末月初は、締め処理があって、残業が増えることがあります。
RPA導入やペーパーレス化によって、残業時間が20%削減されたケースも多くあります。
求人選定時には、RPA導入率やITツール利用状況をチェックすると、残業抑制の目安がつかめます。
まとめ
営業事務は、営業職のサポートを通して、会社の利益に貢献できる仕事です。
事務作業や顧客対応など業務範囲が広いため、ビジネススキルが身につきます。
多様な能力が求められますが、スキルアップとキャリア形成の大きなチャンスと言えるでしょう。
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